さて、久しぶりに社会問題を取り上げます。そう、中井正広さんの芸能界引退です。昨日はフジテレビのトップ級が会見に応じ、夜中の2時までやったらしいですね。
話を戻すと中井さんが女性とトラブルになっているのを某週刊誌(文春)がすっぱ抜いた事にあります。
ところが、いつ、誰と、何処で何があったか、が曖昧な中のまま表に出てしまいました。
そこで中井さんと関係を取り持ったかもしれないフジテレビの幹部が闇に葬ろうとしたのか、具体的な事実関係を明らかにしなかった(出来なかった)為に、話が重大に発展した訳ですね。
うまくすれば中井さんと女性が示談に持ち込んで誰にも知られる事が無かったのですから、中井さんのその後の態度が腹に据えかねたのでしょう。ただこれは偶発的な事件では無く、放送局が有名人に対して女性を斡旋(上納)する構造的な芸能界の問題である可能性が高いのですね。
表に出てからの展開はご承知の通りで、あくまで何をしでかしたのか明かさないまま、世間の推察(想像)が独り歩きしてどんどん事態が大きくなり、事実をのべる機会を逃した挙げ句の引退となったのですね。
フジテレビは、人気タレントが致命的なダメージを受けないようダンマリ。他の局にも他のタレントにも似たような話し(女性の斡旋、暴行)があると知っていて、お互い様、うやむやになるでしょう、と判断したのでしょうね。
ところが案に相違して問題が大きくなってしまいました。それは中井さんのしでかした事が、一般の常識では許されないレベル(場合によっては刑事事件)だった可能性が高いからだったと思うのです。
フジテレビだけでなく他局でもやってる事となると、フジテレビを追い詰めるほど自局が危うくなる。なので質問も肝心な事を避けて聞く、矛盾や秘匿してそうな部分をパスして質問することになりますよね。
これでひと段落、質問も尽くしたというアリバイを作り、中井さんとフジテレビの一部役員が引退してお終い、となる気がしますね。
因みに、芸能界を引退したら各種出演番組のキャンセルや広告宣伝の違約金で破産するだろうという予想がありますが、契約書通りにはペナルティーを請求出来ないでしょうね。放送局と中井さんはやっぱり同じお仲間でしょうから。