植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ボカシ肥料作りに最後の手段

2025年01月18日 | 植物
1月7日に有機肥料を混ぜて発酵させる「ぼかし肥料」を仕込みました。(1/8に書きました)
畑と言うものは根っこから栄養分を吸い上げられるので土の栄養が足りなくなります。また、植えている植物によっては必須の栄養素というものもあるので、出来るだけ多種の有機材を施肥するようにしております。そこで大事な肥料が「ぼかし肥料」であります。米ぬかや油粕、腐葉土など多種類の有機材を混ぜ合わせ「発酵促進剤」に水を加えて発酵させるのであります。

植物たちは、通常施肥した有機材を虫が食べたり自然発酵・分解したものを根から吸い上げるので、施肥してすぐに植物の栄養になるわけではありません。ぼかし肥料は人為的に発酵させて粉末状の有機肥料にするので即効性があり無駄が少なく済むのです。

 ワタシのガーデニングのベースとなるのが「ボカシ肥料」なのです。今回は以下のような有機材を用いました。

そのワタシ流ぼかし肥料の作り方です。
今年用意したのは①米ぬか ②もみ殻 ③そば粉 ④腐葉土 ⑤コーヒー滓 ⑥市販の有機肥料 
発酵促進剤、水道水(2週間汲み置いたもの)


これらを混ぜ合わせて木の蓋をしたのが12日前です。


水は極力控えめに混ぜ込みました。多くすると発酵どころか最悪腐敗します。そうでなくてもびちゃびちゃで始末に負えなくなります。あくまで湿り気がちょっとあって、握るとそのままの形で残る程度の硬さにしてあります。
投入して、毎日1回ほど混ぜ様子を見ます。ところが二日経っても1週間たっても発酵に特有の温度が上がってこないのです。おかしいと思い、発酵促進剤を追加し、また有機材を加えてかき混ぜても温度計には一向に変化なし。外気温が低いせいかとも思いましたが例年日中5~10℃くらいで今までは発酵してきました。水のやりすぎかと思って米ぬかを追加しても変化なしです。


結局外気温とほとんど変わらないレベルで2週間近く経過したことになります。これはもう非常手段というか最後の賭けであります。逆に多く水を加えるのです。汲み置いた水はたっぷりあるので、とりあえず3リットルほど加え、昨日よくかき混ぜました。
これで今日明日中に発熱しないとなるともうお手上げなのです。
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