オリンピックも自治会もコロナ次第

　昨日に引き続いて、快晴、暖かな初夏の陽気であります。

自治会長という厄介な役職を押し付けられて、毎日少しづつ煩わしい用件が出てまいりました。会長職というのは、特に決まった仕事があるわけではなく、誰かに指示したり頼んだりすれば済む、あとは会合に出かけていくことが断然多くなるようです。

　とはいえ、何も知らず何もせず、ぼーっとするのはワタシの性分ではないので、いろんなところに首を突っ込むつもりです。それも勉強、人の名前と顔を覚えておくのも地元で生活していくうえで有用なことでもあります。

　定年後、それまでできなかったようないろいろなことをやってみる、という基本方針の元で、趣味を広げ、好きな時間に好きなだけやりたいことを出来るという、大層楽しい理想的な生活でありました。ここにきて、自治会の仕事で多少手間をかけ時間を割かれるのはいた仕方ありません。

　そんなわけで、今日はヤマダ電機にいって「コピー機（プリンター）」を買おうと思います。ここ数年間自治会使用の高性能のコピー機（リース物件）が故障が増え、ついに使用不能となっていたのです。使えないまま新旧理事が交代にになって、まずこれから解決することにしました。自治会以外にも共通に使用しているので、早く導入しなければならないのです。

　高速印刷できる業務用は50万円以上するものもあり、リース・保守・サービスなどの契約が伴うので、リースを前提に機種を決めるとしても、実際にモノが届くまで数か月かかります。自治会でどうするか相談して決めていてはいつまでたっても埒が明かないので、ワタシの独断で10万円程度のリーズナブルな機械を購入することにしました。数年使えば元が取れるので、どうしても問題があればまた買い替えればいいでしょう。副会長には相談して一任して貰えば済むし、コピー機が使えないことから比べたら、多少安くてちゃちでもすぐにコピーできる方がなんぼかまし、としたもんです。

　コロナの影響で、ここ1年以上自治会の関係するイベント・行事が軒並み中止となりました。盆踊り・ボーリング大会・地区レクリエーション大会などです。月一回の自治会の理事会そのものすら、ずっと中止していたようです。どうやらそれで、会長や各部会も楽をしてきたわけです。

　大阪方面発でコロナの第4波が静かに着実に全国に拡大し、緊急事態宣言がまもなく発布されるだろう、と予想しています。このGWでの人流増加を考えると今月以内に宣言が出るでしょう。オリンピックまであと3か月、ここで感染拡大を食い止めなければもう中止しかなくぎりぎりのタイミングです。いままでのような、国民へのお願いに依存した「あまり期待できない中途半端な宣言」を出しても、もはや顕著な対策効果が表れるとも思えませんが、なんかやらねば変異株の猛威にさらされ、未曽有の事態になる可能性が高いのです。

　菅さんには、このまま感染拡大して医療逼迫の状態のままで、オリンピック強行するいう度胸があるとは思えません。中途半端に落ち着いた状況で実施したら、また第５波が来るでしょう。コロナ対策の不手際・無策は現在は「国内問題」であります。もしオリンピックを開催して感染者急拡大やコロナの外国人死者が頻発するようになったら「国際問題」に発展します。

　考えてみるとコロナに打ち勝った証しどころではなく、コロナ様に席巻されてご機嫌伺しているようなものです。

　ともあれ、こちらの自治会ではすでに今年も多くの行事の中止が内定しています。２年続きで行事をほとんど中止したら、「自治会費」は余ってるはず、今年は集めなくてもいいだろう、との声が出ていると家内が聞きつけてきました。さもありなん。当地区は、競輪場からの迷惑料で結構潤っているので年間1,200円の自治会費で済んでいます。

　それなので、自治会の資金はかなり余剰があるのです。来年は自治会費を０にしてもいいか。しかしやはり、自治会費で高いコピー機を買い余計な出費した、とお叱りを受けないよう10万円くらいのものを探してこようと思います。