植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

今年の巨人軍を占う やっぱりだめそうだなぁ

2023年01月28日 | スポーツ
わが巨人軍のキャンプが始まっています。

キャンプには、昨秋のドラフト会議で入団が決まった5人の指名選手と、育成ドラフトの9名が参加しています。昨年優勝どころか、Bグループ4位に終わって2年連続で優勝を逃しました。その原因は説明するときりが無いので割愛しますが、ともかく期待された外国人助っ人の内、若くて将来性を感じる外野手のウォーカーのみが残留し8名が首になりました。とりわけ投手陣の不調は響きました。
投手「シューメーカー デラロサ ビエイラ C.Cメルセデス ダニエル
野手「ウレーニャ ウィーラー ポランコ
昨年、実績があった選手含め投手全員が解雇されました。

そうして新たに加わった外国人が
ルイス・ブリンソン   2012年ドラフト1巡目指名の外野手28歳
フォスター・グリフィン 2014年ドラフト1巡目左腕投手27歳
タイラー・ビーディ   2014年ドラフト1巡目右腕投手29歳
ヨアンダー・メンデス  2011年MLB入団するも定着できずメキシカンリーグで活躍したベネズエラ出身の左腕投手27歳
ヨアン・ロペス     キューバから亡命後2015年MLBメッツに入団した右腕投手。30歳  
エルビス・ルシアーノ  最後は、MLBで最も若くして登板したという22歳の右腕投手。育成で入団ですが、コントロールが悪そうで、時間がかかりそうです。

看板だけは立派だが見掛け倒し、という感も無きにしも非ず。かなりMLBで期待されながらも出場機会に恵まれない、故障で手術したという選手ばかりで、実際はやってみなければ分からないというところでしょう。巨人の投手は左が不足し、先発高橋や中継ぎの大黒柱中川は怪我などでほとんど昨年登板できなかったのです。そういう意味で二人の左腕投手は上背もあり、やってくれそうな気がしますが。

FAは不発でした。ここ数年FA組はぱっとせず、いいかげんにしようとなったのか、FAのパリーグ選手たちは金満球団ソフトバンクなどに靡いて、誰も成立しませんでした。トレードで来たのは出戻り長野、とソフトバンクでもお払い箱になった大ベテラン松田であります。いずれも外野手ですが、丸とウオーカーに新入団のブリンソンが役立てば出る幕はありませんね。

ここまで見ても「補強」と断言できるような即戦力は居ません(´;ω;`)
次なるはドラフト入団選手。
1位指名に輝いたのは浅野翔吾外野手。2巡目・萩尾匡也外野手(慶大)、3巡目・田中千晴投手(国学院大)、4巡目・門脇誠内野手(創価大)、5巡目・船迫大雅(ふなばさま ひろまさ) 投手(西濃運輸)を指名しました。 浅野以外は大学社会人で「即戦力」期待であります。

外国人の一人か二人くらいが、期待通りに一軍で元メジャーリーガーの力を発揮してくれればと願うばかりであります。また、ドラフト2位萩尾、5位の船迫あたりは、なんとか使えるかもしれません。そうなると、新戦力は計算できない、現有戦力で頑張ってもらうしかない→昨年と大差ない→優勝できないという図式になります。主砲岡本が、いかにも打率が低く好不調の波が激しい、不動のショート坂本が怪我が多くなり衰えが見え始めた、はそろそろ限界ということでクリーンアップを打つ選手が期待できなくなっています。

守備のエラーが目立つのも気になります。セカンド吉川も怪我が多いし。早い話盤石の選手がいないのです。投手も然りで、大黒柱の菅野はここ2年明らかに衰えました。体重増や長年の疲れによって球の切れが悪く体調不良が増えました。先発で結果が出せるのは戸郷だけとお寒い限りです。

次世代を担う若手が伸びてくれるしかないのです。
野手で言えば長身で高卒3年目の秋広、ショートで柔らかいセンスが光る打撃中山あたりが内野手としてレギュラーに入れるかがカギとなるように思います。

一方投手は、故障で出遅れたり手術してリハビリ中だった選手が沢山います。パッとおもいつくだけで、山崎伊織・平内・山田龍聖・太田 龍 ・中川皓太
井上温大・ 髙橋優貴・堀田賢慎 などドラフト1・2位クラスが軒並みでありました。こうした選手たちがきちんとリハビリを経て、本来の等級が出来るようになれば見違えるような投手陣になるのです。

こうしたことは、実は選手自体よりコーチ陣の指導力や経験がもっとも重要になります。阿部慎之助が2軍監督から1軍のヘッドコーチに加わり、パワハラでなる大久保博元さんと二人で、強烈な愛のムチでピリッとするのではないかと思います。また、桑田にかわった阿波野新コーチで投手陣を立て直し、弱体化した走力・盗塁を復活させるためにスペシャル鈴木尚広就任などコーチ陣が刷新されました。

未知数の外国人に期待?、若手が伸びてくれれば、鬼コーチのしごき!、怪我人の復活頼み?などと、あてにならない要素しか思い浮かばないのです。
ということで、冷静に見れば今年もあまり期待できない、というのが正直なところ、何より原監督の選手起用や、無策とも言える試合戦術が変わらない限りちょっと難しいのではなかろうかと思うのです。

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