植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

今日を潮目として身辺整理しよう

2021年07月05日 | 雑感
先日九州大分の中学時代の同級生から、訃報が届きました。同学年のM君がすい臓がんで亡くなったのです。判明しているだけで10名が鬼籍に入りました。同学年は91名でしたから、1割強になります。亡くなった旧友のほとんどが享年50歳前で、内女性が6名というのが普通ではないことです。

 すでにワタシらの歳は、がん年齢と言われていますし、生活習慣病でガタが来るのも当たり前なのです。戦前ならとっくに死んでいてもおかしくない年齢になったのです。

 世間では断捨離やら終活などの話題がしょっちゅう取り上げられております。ワタシ自身も、気持ちの中では、その日を意識して「財産簿」などを買ってきて、身の回りを整理してきちんとわかるようにせねばと考えております。しかし、現実には地域の活動にどっぷりとはまり、植物だけだった道楽が、書道・篆刻・メダカと広がる一方であります。気持ちと真逆にあれこれ手を広げ、ヤフオクでしこたまお道具をかき集めるという悪癖も治りません。

 親の因果が子に報い、などといいます。親がなした悪行の報いが弱い子供や家族に及ぶ、という戒めでもあります。「弱いところに出る」という摂理がその結果に表れております。

 室内や廊下に置いた観葉植物や洋ランがずいぶん枯れたのです。一時期洋ラン栽培に夢中になり、ネットや洋ラン展で一通りの種類を集めました。当座は花が咲き株も元気なのですが、数が多いことと育て方のバリエーションが多い洋ランを一緒くたにして水やりなどの管理をしているため。いつしか弱って枯らしてしまうようになりました。偏に管理不行き届き、忙しさと他の趣味に意識や時間を持っていかれ、植物の世話がおざなりになっているのです。

 整理を付けようと思い立ちました。そこで枯れたもの、ほぼダメそうな植物を片付けようと植木鉢を集めたら13個!、ショックであります。室内や屋上に200種類以上の植物を育てているとはいえ、毎日傍についていてこれだけの植物達を1シーズンで枯らしてしまうとは。

 やはり、キャパシティーを越えてきたのでしょう。歳で注意力や集中力、体力も衰え、同時に多くのことをこなせなくなっているのに、やることばかり増やしてきた、そのツケが回ってきたのです。

 このブログもメインが植物出始めたのですが、どうやら軌道修正しなければならないようです。屋外の地植え植物達はともかく、これからすこしづつ室内の植物は整理し、新たに買い入れることもやめようと思います。

 以前聞いた話を思い出しました。人間は歳ふるに従って、その能力が衰え変わっていくので、趣味で育てたり集めたりするものも変わっていくのだと。若い頃は動物を飼いたがるけれど、老年期に近づくと園芸に変わります。それもだんだん成長が遅い盆栽などに移行し、最後は動きが無い流木や石集めになるのだと聞きました。

 自分では、犬とメダカを飼い、まだ若いつもりでいたのですが、園芸中心になり当然「盆栽」もやっています。あぁ、そしてすでにして目下最大の趣味興味は「石集め」になってるではありませんか。彫りやすい印材、見た目が美しい石、これらを毎日のようにヤフオクで落札し、おそらく千個以上の手持ち在庫があります。いくつか彫っては人に差し上げても焼け石に水で、増えるばかりです。

 今朝も早朝から2個「摸刻」印を彫りましたが、いくら彫っても数は減りません。秋になったら販売を前提として本格的に彫るつもりではありますが、そんなに注文が来るわけもないのです。もしワタシに何かあったら、おそらくその印材の数に仰天するでしょう。これは、のんびり落札して集める場合では無い、むしろ出品してどんどん処分すべきではなかろうか、とまじめに考えております。

 

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