植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ブランドメダカの頂点がここにある かも?

2020年08月10日 | 動物
昨日の新規は9、本日の新規数は8であります。
 
 コロナの感染者数ではありません。4日前に届いたヤフオク落札分の「メダカMIXの卵」が孵化し始めたのです。落札価格950円、卵50個でその内訳は「鉄仮面、 天女の舞 、小町、 オーロラブラックラメ 、ダルマ 来光、 オロチヒカリ 、青幹之 、楊貴妃 紅帝 サタン」であります。もうこれは額面通りならオールスターです。
 「ブランドメダカの福袋やーー」と誰かが言いそうです。

 この2か月にわたって10回ほどブランドメダカ・新種メダカの卵をヤフオクで入手しました。

 これまでも屋上に置いた沢山のプールで、好き勝手に繁殖させておりますから卵を集めて孵化、養殖することはなんの問題もありませんでした。どんどん産卵します。元来丈夫なのもですし、何しろ数が多いのでいくらか途中で死んでも気にならない(気が付かない)わけです。
 ところが、オークション・ブランドメダカとなるとそうは参りません。卵一個あたり数十円から数百円元手が掛かっております。1件あたり10~20個の少数なので、そう簡単に死なせるわけにいかないのです。

 室内に小さな容器に分けて孵化させ、今のところ50%位が育っております。これは、ワタシにとっては失敗の部類です。いろいろなことを経験し失敗もし、気づきもしました。
 ダルマ系、オロチや楊貴妃系など純粋な原種から増やしたものは、近親の交配を繰り返している分、奇形種だったり虚弱になっている可能性が高いのです。一般のメダカに比べて歩留まりが悪いのです。
 それで過保護にしたのですが、部屋の出窓に出した時に水温が上がり過ぎたようです。オロチの半分が死んでしまいました。それ以外にも容器が小さくて水質が悪くなった可能性もあります。スポイトで不純物を吸いだしたり、しょっちゅう世話焼きしてストレスになったのかもしれません。

 また、出品時の写真の通りに育つとは限らない、すべての卵が同じような形態になるとも限らないということです。例えば「三色錦」という錦鯉のミニチュアメダカなども、今のところ稚魚を見ると数種類のメダカの卵の詰め合わせです、と思えるほどそれぞれの外見、個体差が大きいのです。

 そこで、今回ヤフオクメダカの総決算として「MIXメダカ」を落札しました。どうせごちゃ混ぜになっているんなら、安い方がいいに決まっています。卵の数を数えましたら52個ありました。冒頭の商品(品種)名だけ見たら、コミック系かゲームキャラと見間違いますね。正直それらがバランスよくすべて入っているとは思えません。人間界で言えば、外国人のモデルさんとハーフイケメンだけ集めた乱交パーティで出来た子供達が沢山集まったようなものです。違うか

 とにかくびっくり箱、どんなメダカが生まれてくるかがわからないというのが楽しみなのです。いままでの経験を生かして、ちょっと大きく浅めの容器を使いました。底には白いトレーを敷きました。観察しやすくするためです。
 普通ならブランドメダカは発色をよくするために黒い容器を用います。自然界で保護色が個体を守る有力な武器になります。メダカも飼育環境によって少しづつ体色を変えるので、きれいで濃い色を出したかったら黒い容器に入れるのですね。これです。 
通常オークションで送られてくるものの容器(お弁当に入っているソースなどの小分け容器です)には「メチレンブルー」という抗菌剤の希釈液が入っています。ごく薄いものなら問題はありませんが、濃度が濃いとやはりメダカの新生児にとっては有害です。産湯を消毒液にするようなものですから。
 到着してすぐに溜めておいた水道水のプラスティックケースに容器ごと浮かべ水温がなじんだら、容器を空けて、きれいに残さず入れます。卵は粘着性があって容器にへばりついたままということがありました。少しカルキが残っているくらいがちょうどよろしい。しばらくは無菌に近い状態にしておくのです。
よく拡大して見ると、有精卵で生きているものは黒い点(目)などが確認できます。無精卵は白く濁ってきて最後には白いカビがつきます。
で、今朝は累計で17匹が誕生いたしました💛
黒いのやら体色が薄く透き通ているのやらいろいろであります。

 今回は、ワタシにとって集大成なので、52個の卵のうち最低50個孵化させたいと思います。歩留まり率100%mつまり一匹も死なせること無く成魚に育てたい、と気合十分であります。
 今、数えたら計19匹に増えていました。朝チェックしてから更に2匹生まれたんですね。

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