あれほど何回も専門委員会のご宣託待ちと言っていた安倍政権が、突如それを解散させたそうです。正しくは新型コロナウイルス感染症対策専門家会議で、コロナ騒動が起きてから一か月後に立ちあげられ、国民がとるべき一定の指針を方向性を示し、それなりに納得性のある実績を出してきました。
ところが、議事録を作成していないという政府答弁から始まって不協和音が聞こえだしたと思ったら、唐突に廃止だそうです。政府の言うことを聞かなくなったから「じゃ君たち馘」としたとしか思えません。会議が記者会見中に、西村担当大臣が廃止を発表、尾身さんは寝耳に水だっとというのがなによりそれを物語っています。
いかにも安倍さんらしい陰湿なやり方であります。この人はどこまでいっても性根が変わりませんね。気に入らなければ排除、イエスマンだけ集めて政務を行うので、民意とかけ離れているのですね。
そういえばお医者さんで辛辣な政府批判をしていた上昌広さんはどうやらマスコミから敬遠されて登場しなくなりました。クルーズ船で物議を醸した岩田健太郎さんも、対策チームから一日で外されました。
新たな組織を立ち上げ、政府お気に入りの茶坊主専門家を呼び寄せるんでしょうね。そしてこの4か月に蓄積した情報や議論・知見・経験などというものはきれいさっぱりリセットされるのでしょうか。どうせ専門者会議というのは政府の方針にお墨付きを与えてりアリバイ作りをするいかさまの一つです。
昨日NHKで、AIがコロナ対策にどうかかわってきたかを長々と特集していました。AIは、いかにも万能かのごとき解説でしたが、どこまでいっても、検索し必要なものと不要なものを選別し集計するための命令(条件入力)は人間が行うということであります。つまり、人工知能と言っても自分で考えているわけではないのです。囲碁・将棋でも自分で読んで考えるのではなく、過去の膨大な対局から最善手を探し出しているにすぎないのです。
この番組でも、若い研究者やエンジニアが試しに思いついた単純な条件で検索して、結果としてなんとか役に立ったという低レベルの開発にしか思えませんでしたね。出してくる情報が、意図的に変えられたり不確かなので、結論結果もまた信用ならないのです。
通りすがりの家内曰く「NHKが出してくる番組は、政府の思惑で作られてるので信用できないよ」
そうです、多目的ダムの必要性やら、首都圏の道路網の老朽化などの番組は、国の公共工事の方策にリンクしているのです。政府におもねる世論形成をしているのです。
この番組の、最終はスパコン「富岳」がコロナ対策で、飛沫の拡大や飛散をシュミレーション出来た、と今後の期待を寄せてエンディング。なーるほど、これは最近分が悪い経産省の目くらまし作戦だったんですね。前田ハウスなどコロナ関連の巨額な支出疑惑が噴出しました。
スーパーコンピューター開発に前機「京」に1100億円かけました。蓮舫さんの「2位では駄目なんですか」の事業仕分けが思い出されます。「京」は性能の割にOS
・互換性が劣って思ったほど売れなかったのですね。この「富岳」はそれ以上の予算を使い計算速度が世界一になったそうです。ワタシは2位でも3位でも構わないと思います。
PCいじったものならだれでも知っています。CPUとかHDDの演算速度・容量などスペックなんて全く当てにならないのです。スムースにストレスなく動くパソコンはいまだにお目にかかれません。しかも、あっというまに高性能のパーツが発売され、すぐに陳腐化してしまいます。
富岳が素晴らしい成功例などと信じ込まない方がいいと思いますね。
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