日経新聞の本年7月の「私の履歴書」はソニーミュージックエンタテインメント元社長
丸山茂雄氏が執筆されていました。斜めに読んでいましたら後半で初めてお父様が
丸山ワクチンを開発された丸山千里先生だということを書かれていてそれからは
改めてしっかりと拝読させて頂きました。殆どがソニーでのお仕事のお話でしたが、
ご自身が15年程前に末期食道がんを患われて、治療を受けながら丸山ワクチンを併用されて
80才を過ぎた現在もお元気に人生を振り返って総括されていらっしゃいます。
夫の合唱団の友人のMさんは丸山氏の知り合いでがんになられてから、20年位丸山ワクチンを
併用されていました。義父を舌がんで義母を乳がんで亡くした夫は予防で打ちたいとMさんに
相談して、もう10年ほど、近くの日医大出の先生の所で気の向いた時、打って頂いていました。
有償治験薬ということなので、注射をして頂く費用は各先生によって違います。
1年ほど前にやはり近くの自由診療もしていらっしゃる先生とご縁があって、そちらの医院のほうが
費用がお安いので、現在はそちらの内科医院で私も一緒に時々お世話になっています。
先生によっては「あれは水ですよ。」と取り合わない先生が多いのですが、看護師さんは
「信じる者は救われる」と笑いながら打ってくれます。免疫力がつくとか言われています?
丸山茂雄氏の私の履歴書より もともと丸山ワクチンは皮膚結核の薬だが、がんにも効くのではないかと研究を続けているうちに、患者が注目するようになる。そこでがん治療薬として国の認可を求めたが、1981年、申請は受け入れられなかった。父が厚生省(現厚生労働省)と距離を置くアウトサイダーだったからだろう。不公正だと父は怒っていたはずだが、そんな感情を表に出すことはあまりなかった。目の前の患者を治し、喜ばせることに打ち込んだ。丸山ワクチンは有償治験薬という特別な扱いが続く。製薬会社がワクチンを製造する費用を患者が負担するのだ。いま改めて認可の取得を試みようかという状況にある。