プリンスエドワード島(カナダ)に行ってきました。
日本人には人気の地(私は知らなかったのだけど)。というのは、「赤毛のアン」の舞台だから。日本人なら誰でも知ってるアンですが、教科書に載ってた?実は私にはあまり記憶がなく、夫は読んだことないとキッパリ。今、連ドラで取り上げられていますが、その前から日本人観光客は多く訪れているようです。
私の数少ないアメリカ人の知り合いに聞いてみたところ、行ったことある人はいなくて、地名さえも知らない人は半数くらいでした。
ガイドブックなどによると、「世界で最も美しい島」とのこと。楽しみ楽しみ!
旅行した日 : 2014.6.22(日) ~ 2014.6.29(日)
前回のニューオーリンズ旅行で散々な目にあったので(後日掲載予定)、ちゃんと飛行機に乗れるのか?!が第一の焦点。
Washington Reagan空港を6:59am 発のAir Canada。朝早く行って、1分たりとも無駄にしない意気込み!国際線なので、2時間前に空港に着かんとなりません。レーガン空港までは、電車で1時間弱。ということは、4時前の電車に乗ればOK。ん?日曜日の始発は7時なんですけど・・・・。タクシーは予約できますが、時間通りに来ないことがよくあるそうで却下。よく近所で見かけるSuper Shuttleを予約してみました。空港への送迎が主業務のようで、フライトの便名も聞かれたので、タクシーよりは信用できると思ったのですが・・・・
車だと30分程度で空港までいけますが、3:28~43に迎えに来てもらうのがオススメのようなので、こちらを予約。乗り合いだから、時間には余裕を持って。しかーし、いつまで経っても来んのです。手配車の現在地をサイトで確認できるので、向かっていることに少しは安心しましたが、結局、お迎え到着は4:15でした。その後、空港とは反対方向に走り出し、唖然・・・。別の人をピックアップしたのでした。私たちを含め3組しかいないのに、なぜこんなに遅れてるの?!早朝で渋滞も皆無だし。なんと、他の2組の方も想定のチェックイン時間を過ぎてしまうとのこと。つことは、運転士の寝坊???結局、空港には5時ちょい過ぎに到着。急いでチェックインカウンターへ。ドキドキの末、無事チケットをゲット。
結果オーライだったからいいですけどね。。
さて、ワシントンからPEI(Prince Edward Island)へは、直行便がなく、その近辺にも直行便がなく、ちょっと不便なのです。ワシントンの住人がPEIを知らないのはこういう事情もあるのかも。
私たちはOttawa乗り換えのPEIから近い町、Moncton着陸のコース。飛行機に乗ってる時間は3時間程度ですが、7時間かけて到着しました。時差があり1時間進むので、14:02着。
レンタカー大手のAvisで車を借りて、いざPEIへ。Monctonの空港からPEI上陸までは1時間半程度です。さて、いざしゅっぱ~つ、と車を走らせたのですが、家から持ってきたカーナビに目的地を入れても目的地が見つかりません。どうやら、家のカーナビはUSAのみってことみたいで。国際仕様にしていなかったことをすっかり忘れていたのは何を隠そう夫、おい!
カーナビなしでは、旅の成功はないと思い、Avisに戻り、カナダ仕様のカーナビを借りたのでした。でもなぜかカーナビレンタル料金は取られなかった。もともとセットだったのか??
前置きが長くなりましたが、ここからはPEIを紹介しまーす!
■Confederation Bridge
この橋を渡って入ります。島と大陸を結ぶ唯一の橋で、1997年に開通とのこと。通行料は、島に入る時は取られませんが、島から出る時にC$45取られます。 ※C$=カナダドル
■In Front Of Our Cotage
Cape Traverseに宿を取りました。前述の橋に近いところです。州都のCharlottetownや赤毛のアンゆかりのCavendish周辺が日本人には一般的らしいのですが、あえてこちらに。宿泊は、ホテル・B&B(日本的にはペンション)・コテージ・キャンプサイトなどが無数です。1週間滞在するので、外食ばかりは胃にもたれる、、、ってことでコテージに絞りました。Lord's Seaside Cotageから気に入ったひとつを選択。目の前の景色に圧倒されました。もう、どこにも出かけなくてもいいかも~
■Our Cotage
左手前が我等のコテージ。#0です。ひーくんは、この「ゼロ」が気に入り、「またゼロに泊りたいなぁ」など、一見意味不明なことを言います。
お気づきでしょうか?実はこのコテージ、トレーラーハウスなんです。それにしては大きい!建物の下にタイヤがあり(ゴムはなかったけど)、側面にはけん引フックがありました。移動できるのかしら。感覚的にはプレハブみたいです。冷え込むとちょっと寒~。ちなみに暖房はついておらず。
部屋の中は暖かいだろうと油断して、長袖は薄手生地とトレーナー生地のそれぞれ1枚ずつしか持って行かなかったのですが、両方とも毎日着る羽目になってしまいました。
■By The Sea
コテージは崖っぷちに建っており、波打ち際には、階段を使って降りることができます。夕方が引き潮で、散歩する父子。
■Run
走らずにはいられない。先に走りに行ったのは父ですが。
■Noth Cape
初日は、Monctonでお酒を買ったり、夕飯の食材を調達したりで、コテージに着いたのは日暮れ直前。かなり早起きをしていたので、2日目の朝はゆっくり目でした。さてどこに行こうか、ということになり、はじっこ好きの夫のためにNoth Capeを提案。島の西北端です。片道2時間近くかかりました。ところで、カナダでは、「Km」を使っているので日本と同じでなじみがあるはずなのに、MAX 110 Km/hにひるみました。速度を守っていたのですがガンガン抜かされる。Mileにすれば70mile/h弱。アメリカでは10mile/hオーバーで走るのが普通ですから、もう少し速く走っても大丈夫だったかもー(オフレコですよ)。数字マジックに見事にだまされた感じです。
PEIは、東西に長い島で、大きく西側・中央・東側の3つに分けられます。ドライブすると、それぞれ1日かかる感じです。普段は何でも見たい私たちですが、今回は景色をじっくり堪能できるよう、最小限の移動にとどめました。
西側には、この他に「West Pointの灯台」「Summerside」「Gateway Village」が見所かなと思います。
灯台は、白と黒のストライプの特徴のある建物。カナダの切手にもなったそうで、今回は訪れなかったことは少し心残り。
Summersideは、割と大きな町で食材調達でお世話になりました。(SobeysとAtlantic Superstoreが大きなスーパー)
Gateway Villageは、宿泊のコテージからわりと近かったので、何度か足を運びました。土産屋がいくつか並んでおりブラブラと物色。子供の遊具なんかもあり、のんびりできるところです。私たちは、主にお酒の調達のために行ってましたけど。
■French River
最高に美しいフレンチリバー。車を停めて景色を眺める人があまりに多かったので、ある人が私有地を寄付して今の展望地ができたそうです。
こちらは裏側。
船がかっこいい
■Cavendish
アンが少女時代を過ごした家のモデルとなった家とのこと。実際は、作者のモンゴメリさんの親戚が住んでいたそうです。アンゆかりのものが多く飾られています。
こちらは納屋。左側はアイスクリーム屋さん。クレジットカード使えました。
■Point Prim Lighthouse
3日目は、東側に出かけてみました。雨ですごーく寒かった、14℃くらい。カナダは日本と同じく摂氏を使っているので分かりやすい。PEIの観光要所の多くに、灯台が登場します。灯台の島ですねー。上まで上ることができます。すごく急な階段でした。クレジットカード使えます。
■Rossignol Winery
島で最も古いワイナリーですが、設立は1980年代だそうで、歴史は古くありません。好きなだけテイスティングさせてもらえます。赤、白、デザートワインを購入。フルーティですごく香りがよく、大自然の中で飲むのにぴったりでした。Gateway villageの酒屋にも置いてあったので、また購入したほど。
■East Point Lighthouse
島の最東端。4日目に来ました。この日も雨でサムい~。車の暖房入れましたもの。Noth Capeとここの両方を訪れると、島横断の名前入り証明書をもらえるということが、ここに来て発覚。最初に訪れた方の売店でリボンをもらい、次の売店でリボンを見せればよいとのこと。あー、残念。
Point Primで灯台の上まで行ったので、もう充分だったのですが、ひーくんが「上りたい!」ということで、上ることに。ここはクレジット使えず、カナダドルも持ち合わせていなかったのですが、USドルで大丈夫でした。USドルの方が強いですから。お釣りは、カナダドルで来ます。それにしても、ひーくんは、上がることが目的で、上にたどり着いたとたん、「もう、降りよう」だって。
■Noth Lake
漁港です。夫はここが一番気に入った様子でした。
昼前の時刻で、漁に出た船が戻るラッシュアワーでした。船にたくさんのロブスターを載せて!
ここで獲れた魚は、主に日本行きなんだそうですよ~。案内板に刺身の挿絵。
これは、ロブスターを獲る罠です。
■Cardigan
2日目にコテージオーナー主催のアウトドアでのゆでロブスターを経験し、それはそれで堪能したのですが、プロのロブスターも食べてみたい!ということで、選んだお店がこちらです。Cardigan Lobster Suppers
観光地街中ほど高くてまずいのセオリー信じる私たち。ここまで来て正解!足があるなら、田舎に行くことをおすすめします。レストランの造りは古めかしいですが、味に衰えは見られませんでした。大きなロブスター!そして、手を汚さずに身を取り出せる見事な殻さばき(殻の適所に切れ目が入っている)
ロブスターの前にクラムチャウダー、ミュゼール貝のワイン蒸のコース。
Cardiganという名のカクテルだったか。カナダウイスキーとメープルシロップが入ってカナダっぽい。
■Victoria
コテージオーナーのおすすめ、Landmark Cafe。大して期待していなかったのですが、Victoriaの地も気に入ったし、このレストランもすごく味のセンスがいい!オフシーズンだったのですんなり入れましたが、観光シーズンは予約しないと入れないみたいです。
「Bar clams」 マテ貝かな?圧力鍋で1時間調理したものだそうです。すごく柔らか。クリームチーズに辛いソースがかかっていて、貝にとてもよく合います。
「Seafood bake in a tarragon」 分かりづらいのですが、サンドイッチです。タラゴンがいい感じです。
「Meat Pie」 つなぎをつかっておらずさっぱりしています。セージ使いが絶妙!
ランチ後のお散歩で、海水浴をしている人を発見。朝晩は冷えますが、日中は日が差すとけっこう暑いです。太陽光線がやたらと強い。水着はコテージにおいてきてしまったので、足だけつかりました。小さなヤドカリがたくさんいました。
絶景。とてものんびりできる景色です。
やっぱり灯台。小さくてかわいい灯台でした。
PEIのいたるところにこの花が咲いていて、土産屋にも写真集やら絵葉書やらがありました。なんと「種」も売ってました。すごくいい香り!Lupin(ルピナス)
■Camp Fire
目の前の景色がいいので、夜のキャンプファイヤー2回、おそとでランチ2回楽しみました。前日の雨で、薪が湿っていたのにもかかわらず、メラメラな火をおこした夫。素晴らしい!
手前のバーベキューグリルは、汚れがきちんと落ちていなくて使う気になれず。お掃除は客任せなところがここのコテージ流のようで・・・
料理は、コテージのキッチンで済ませてから外に。キャンプファイヤーでは、金串にさしたソーセージ、コーン(ボイル済み)を焼いて。スモーキーになっておいしいです。そして、アメリカンorカナディアンらしくマシュマロも焼きました。あえて、スモア用の材料は購入せず。だって、こんな甘いの食べて欲しくない親心ですからー。でも、スモア経験者のひーくんとしては、スモア欲す。仕方がないの甘くないクラッカーを渡す。形が似ているのでだまされたひーくんでした。
※スモア(s'more):焼いたマシュマロと板チョコを甘いクラッカー2枚で挟むおやつ
■Souvenir
アメリカには売っていない(?)ケチャップ味のポテチ。赤い字にかぶってる2枚が本物。微妙な味でした。うすらすっぱい感じで。もっとケチャップケチャップしてるのかと思った。
おみやげたち。ここには写ってませんが、「Strait Lightning」というアルコール度75%の蒸留酒も。砂糖やモラセスが原料のくせに全然甘くなーい。火気厳禁。
今回の旅行、持参現金は15カナダドルのみ。ほぼクレジットカードで乗り切りました。25セントあまりました。使い切れず惜しい!
今年は夏休みにはどこへ行くの!?