国民民主党の衆院議員は10人、参院議員は11人だが、
そのうちの7人(衆1,参6)は組織内候補だ。
母体は、電力総連、電機連合、UAゼンセン、自動車総連。
連合が「自民党との連立などまかりならぬ」と言えば、不満はあっても「ハイそうですか」と言わなければならない。
母体の顔ぶれを見ればわかる通り、
「原発ゼロ」などとはとても言い出せない。
代表の玉木雄一郎は人柄は良さそうだが、権力欲はかなり旺盛のようだ。
だから、海千山千と言えば聞こえが良いが「権謀術数のみ」の麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長に踊らされて連立入りを目指した。
しかし連合の芳野友子会長から「自民との連立は許さない」と釘を刺されたわけだ。
まさにリアルな事実認識が曇っている「ドン・キホーテ」並みの発想か。
その連合も組合員700万人とかいわれるが実際300万票くらいが良い所。
上記に出てくる母体の顔ぶれから自民党支持は100万票くらいあり、立憲・国民に行く票は200万票くらいと言われている。
連合も自民に流れる票もあるようだから一枚岩ではないが、一応労働者のための組織という体面は維持している。
立憲民主党の支持組織は、自治労、日教組、JP労組、情報労連、私鉄総連など。
連合も決して褒められた活動をしているとは思えないが、玉木代表は連合に喧嘩を吹っ掛ける勇気はないだろう。
せいぜい陰で不満を言う程度だ。