岸田政権の発足当初は、「新しい資本主義」を行うと言っていたのでそれなりに期待をしていた。
しかし統一教会問題で気息奄々。
ツタウルシに絡みつかれたようなものだ。
少しでも触るとかぶれてしまって手に負えない。
そんなこんなで経済対策は全く手つかず状態。
打ち出しても目先の弥縫策ばかり。
なんとなく物騒な世の中になって来ているので「食糧安全保障」はきっちりやっておく必要がある。
近年のコメ価格は、コロナ過による外食需要の減少などで値下がりが続いていた。
そこで政府は減反政策(農家は米を作るなという政策)を取った。
米を作らないで小麦や飼料米を作れと言う。
しかしこれは完全に間違っている。
日本が唯一と言っていいほど100%自給できるのはコメだけだ。
どんどん作れば余って安くなるが、安くなれば消費者が喜ぶ。
農家の赤字は「所得補償」をすればよい。
水田は我が国の自然環境や水資源を守っている。
何の問題もあるまい。
いずれにしても日本人はコメを食べなくなった。
1年間に一人当たりのお米の消費量は、1962年には約118キログラム。
ところが2010年にはとうとう60キログラム。
今はもっと減っているだろう。
お米をもっと食べる簡便な方法は「カレーライス」だ。
そしてもう一つは「おにぎり」。
岸田政権は、ガソリンや小麦など海外から輸入する物は円安で値上がりするので補助金の大盤振る舞いである。
短期的にはそれも有りだが、いつまでも続けられない。
それと高くなれば節約するというマインドが高まらない。
結局わが国の体力をジリジリと落としているのだ。
食料を自給できない国は、真の独立国とは言えない。
フランス元大統領 ド・ゴール