トランプ大統領と安倍晋三前首相はは思考パターンが似ている。
「ルールは破られるためにある」と考えているのだろう。だから「嘘」をつくことに躊躇しない。
究極のモラル・ハザードだ。
「モラル・ハザード」という言葉は、保険業界にその起源をもつ。損害保険会社は昔から、全額保険に入っている地主ほど大きな火災保険に見舞われやすいという傾向に気が付いていた。
火災保険を掛けたために、注意義務を怠り、結果として火事のリスクが高まる。
「モラル・ハザード」を日本語に翻訳するときに、直訳され「道徳的危険」と訳された。
安倍晋三と菅義偉にとっての保険は「自民党の衆・参両院の圧倒的多数」である。
少々の交通事故は全部保険でカバーできるという考えだ。だから無謀運転をする。
ドライバーが危険運転をしたときに注意を促す同乗者たる自民党議員が全くだらしない。
かっての自民党ならば、タカ派やハト派が混在していたので、どちらかに傾けば軌道修正した。
しかし今や似たような考えの「カラス派」ばかり。もしくは同じ穴の狢。
利益率90%とかいう「✖✖を励ます会」などのパーティーで金集めに励んでいる。
そしてそのパーティー券を買ってくれたところに見返りの利益を落とす。手の込んだ利益供与。
与野党伯仲の状態を作り出さねば国民が最大の被害者になる
保険会社が多額の保険金を払っても大した腹は傷まない。
細かく保険を払う多数の人々がいるからだ。
与党が絶対多数を持って保険がかかってる状況では、自民党は真の反省をしない。
特定の利益団体(票と利権とをバーターする関係)のほうを向いて、大多数の国民のほうを向かないだろう。
政治に緊張感を取り戻すことが望まれる。