総務省によると、6月18日現在マイナカード申請者数は約97百万人になるという。
マイナポイントまでつけて、とにかく何が何でも国民に番号をつけたいようだ。
しかし、一方で問題が続出だ。
「マイナ保険証に別人の情報の誤登録7372件」、「別人のマイナンバーに公金受取口座の誤登録748件」、「マイナ保険証で医療費を10割負担させられた例33件」
終盤国会で押し込むように成立させた「改正マイナンバー法」
これは健康保険証を強制的に来年9月を期限に紐づけるものだが、もしうまくいかなければ岸田政権は総辞職ものだ。
「娘のマイナンバーカードで顔認証できてしまった」という話もある。
マイナンバーカードに表示されている写真はかなりいいかげんなものでも受付けされている。
運転免許証のようにプロが写真を写すのではなく、なんとなく本人らしきものが写っているものでOKだから。
現行の健康保険証は月1回の提示だが、マイナ保険証はその都度提示だ。
もし何らかのトラブルが発生すれば、10割負担を覚悟しなければならない。
マイナカードで受診する場合でも必ず現行の保険証を持参すべきだ。
要するにマイナカード受診は、「何のメリットも感じない」ということだ。
6月17、18日、共同通信が実施した全国世論調査では、マイナ保険証に一本化する政府方針に関し、延期や撤回を求める声が72.1%に上った。
9月までに点検が完了しなければ、とても解散どころではあるまい。
延期か撤退せざるを得ないだろう。