自民党政権に批判的な日刊ゲンダイの記事だから少し割り引く必要があるが、政界に激震が走った。
自民党の若手議員を引き締めるために、自民党執行部が敢えて流したという憶測もある。
立憲民主党側の調査では150程度は固めたという話もある。
(現有114+増加36=150)
国難ともいえるコロナ過の最中にオリパラ強行路線を突っ走る菅内閣。
さすがにこれにはついていけない議員が出て来ているのではなかろうか?
あまり注目されていないようだが、林元文科相(参院議員)が次期衆院選山口3区から出馬する腹を固めた。
ここには二階派の河村元官房長官も出馬する。
出馬の動きを見せた林氏に対し、二階幹事長は二階派幹部を引き連れて「売られた喧嘩は受けて立つ」とけん制。
何ともドスの利いた物言いだが、その恫喝に対して恐れず鞍替えを目指す林芳正の覚悟を評価したい。
岸田派に属する林芳正は党内きっての政策通で常識人、自民党宏池会(ハト派)の系譜を色濃く引き継ぐ。
小此木国家公安委員長が閣僚を辞任し横浜市長選に立候補するという。
オリパラの警備を担当する国家公安委員長が辞任するということは普通考えられない。
小此木国家公安委員長は菅首相と近い関係にあり、「いったい何があったのか」こちらもいろいろ憶測が流れている。
安倍・菅政権による森・加計・桜問題未決着、コロナ過対応失敗、安全安心とは言えぬオリパラの強行などにより、自民党の支持は低下傾向にある。
そんな状況下で菅首相は周囲の説得にもかかわらず、オリパラ強行に「賭け」ているという。
国民の命を以て政権維持などもってのほか。
今や自民党は内部から崩壊の兆しが出始めたのだろう。