自民党のパーティ券疑惑は、底なしの状況になって来た。
しかもそのやり方がせこい。
乞食(今はホームレスというらしいが)でさえ、いくら食べるものが無くても万引きなどはしない。
彼らにもプライドがあるのだ。
「渇すれども盗泉の水は飲まず」
ところが自民党の各派閥が軒並み収益事業のようにパーティを行い、その利益を収支も記載せずに懐に入れていた。
ノルマ達成の議員にはキックバックしていたという。
安部派が一番悪質のようだ。
安部派の政治団体名は「清和政策研究会」だが、「裏金作り研究会」に名前を変えたほうが良い。
(もうすでに亡くなったボスの名前を冠している理由が分からないのだが)
よりによって真面目そうな松野官房長官まで裏金を得ていたという。
なんとも情けない。
彼の自民党内のあだ名は「アルマジロ」、防御に強いからだという。
しかし「答弁は差し控える」連発では、もう持たないだろう。
いつの間にか「アルマジロ」から「ヒカエル」という蛙に変身したか。
このような有権者をなめたような態度は安倍政権下で醸成されたものだ。
安倍首相は国会でうそを100回以上ついても、有権者が怒らなかったのも問題だったが。
内田樹が言うような状況になり得る。
このまま権力者たちが公権力を私的利害のために利用し、公共財を削り取って私腹を肥やす政治を続けていれば、遠からず日本は「途上国によくある独裁制の腐敗国家」に近いものにまで堕落する。