首都圏の医療崩壊が現実のものになって来た。
政府はコロナ患者の「入院制限」を打ち出したのだ。
若い人の軽症レベルならまだしも「中等症」も含むという。
本来であればこのような基準変更は国会を開いて十分議論をして実行すべき話だ。
国会も開かず独断専行的に走りこむ姿に何ともいえぬ恐怖感をおぼえる。
菅政権(そして自民党も)は明らかに正常な感覚を喪失している。
ここで大事なことは我々国民までもが狼狽しないことだ。
それと政府・自民党の体たらくは非難されるべきであるが、同じように野党までも切り捨てて虚無主義に陥らないことだ。
逆に野党には「プランB」の提示を求めるべきだろう。
遠藤周作という小説家がいた。
江戸日本橋を離れること8里、柿生の村と呼ばれる山里に世を厭って結んだ庵の名が「狐狸庵」(こりあん)という。
そこで書き綴った話が「狐狸庵閑話」(こりあんかんわ)
またの呼び方は、「コリャ、アカンワ」
このところ、お江戸で繰り広げられている騒動は、誰がと固有名詞を出さないが「狐と狸」の化かし合い。
そしてこの周りには3Aだ2Fだとシロアリなのか野ネズミなのかよくわからない連中が徘徊している。
迷惑を被るのは国民だ。
倉持医師のように「いい加減にしろ」と言いたくなるのだ。