来週の水曜日(10日)に内閣改造するというニュースが流れた。
新型コロナの感染爆発、物価高騰、旧統一教会絡みの問題噴出のなかでの改造だ。
改造が終わればすぐ夏休みだから、忘れやすい国民はすぐ忘れてくれるという甘い期待があるのだろう。
何とも国民を甘く見た対応だ。
とりあえず緊急に対応してもらいたいものは「コロナ感染抑圧」だ。
大阪の吉村知事のように「高齢者は出歩くな」などと、その程度の対応策しかないようだ。
北海道の鈴木知事はわざわざ全国知事会に参加、奈良県まで出かけてコロナに感染してしまった。
道民の感染対策どころではない。
岸田政権の対応は「やる気があるのかないのか」各知事に丸投げ。
尾身さんは、政府から相談がなく業を煮やして有志を集めて提言したが、誰も聞く耳を持たない。
結局国民が「自己防衛」するしか手がない。
やはりこの程度の自民党に選挙を勝たせるからまったく緊張感がない。
何もしなくても3年間は政権を維持できる。
「政権交代可能な二大政党制」を確立しなければ、この国はますます衰退する。
野党も野党だ。
「提案型野党」などと小学校の学芸会みたいなことでは駄目だ。
そして野党同士で足の引っ張り合いをしている。何とも情けない。
徹底した批判が、自らもそして相手も強くするのだ。
今の自民党の持ち駒では内閣改造しても多くを期待できない。
結局安倍派(清和会)から誰を入れるかという話と、大臣待ちの滞貨一掃狙いか。
コロナ過ですでに医療崩壊が起きている。
水害の被害者対策はどうなっている。
そちらの対応が優先すべきだろう。