行雲流水の如くに

黒田日銀の円安修正で日本経済は良い方に進む

黒田日銀がようやく重い腰を上げて金融緩和策の修正に動き始めた。

黒田総裁は頭が良くて頑固だ。この手の人がリーダーになるとその組織は大体おかしくなる。

間違っている政策でもプライドが高いから絶対に曲げない。

頭が良くて口先三寸と言うタイプが竹中平蔵や高橋洋一だろうか。

どちらのタイプも道を誤らせる。

 

プライドの高い人は絶対に自分の過ちを認めない。

今回は長期金利を0.25%から0.5%程度に上げるのだが、

「利上げではない」、「出口戦略の一歩では全くない」とこだわるが、市場は正直だ。

長期金利を0.25%上げると言っただけで5円ほど円高に振れた。

ピークで150円近くまで行った円は132円前後になって来た。

 

自国の通貨を安くして栄えた国はない。

円安政策は日本を滅ぼす政策である。

当初2年くらいは過度な円高修正に効果があったが、漫然とやりすぎた。

このところ原油価格は天井を打ち、ロシアのウクライナ侵攻前の水準に戻って来た。

ここで円が120円前後になれば商品の価格高騰に歯止めがかかり、ほっと一息つけるだろう。

 

日本は産業構造の転換を図るべき。

円安頼りは「茹でガエル」を作り出すだけだ。


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