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松木智恵子がボーカルをとる日本のロックバンド、ピロカルピンの2ndEP。
バンド名は同名の薬剤ピロカルピンから。
ピロカルピンが緑内障治療薬として使われる劇薬であることから「見えなくなった視界を取り戻す」といった意味も込められています。
サウンドはスピッツやthe pillowsの系譜を継ぐポップロックとなっています。
エモーショナルなギターリフと前向きな歌詞、思いを伝えんとする真摯なボーカルが特徴であり、ロックのあるべき姿が表現されています。
『虹の彼方』が最ハイライトですが、『若気の光』『シェイクスピアのダイアリー』『飛行少女』なども素晴らしい作品です。
【トラックリスト】
1. 幻聴と幻想の現象
2. 誕生前夜
3. 若気の光
4. シェイクスピアのダイアリー
5. 虹の彼方
6. 飛行少女
7. トゥルルル
虹の彼方
楽曲内で何度も登場する『潜在能力越える 星に 時に逆らえよ』という歌詞が印象的。また、歌詞に登場する『生きている それだけでもういいのさ』も良いですね。オルタナティブロックでこういったメッセージを発信する曲は珍しいと思います。
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