咲人は目を見開いた。
私より格段に大きいそれが開くと、白目が本当に広くなる。
恥ずかしさで伏し目がちな私に、彼はOKと答えた。
え、言ってくれるの?
「オレハ、メイサガ………………
スズキ?」
名字。
「ちっ、違うよーーー!!(爆笑)」
「へ?何が?」
「スズキじゃなくてスキだよぉぉぉぉぉ」
「あ、そうか」
スキね、と言って、咲人は仕切り直してくれた。
私は拍子抜けしてしまったが、すごく笑えたし、そのあと何回かそれを言ってくれたので満足した。
電話を切ってから私は、両手で頬を覆った。
ふと鏡を見ると、すごく頬が赤い。
今度は頭を抱えてしゃがみこんだ。
なっ、なんであんな事言っちゃったんだ私ーーーーー!!!
恥ずかしさで死にそう。。。
でも仕方がない。言って欲しかったんだもの。
咲人に、私のことが好きだと。
咲人の反応が気になるところだけど、彼はいたってポーカーフェイスだった。
まぁ、彼自身がキザだし、そもそも彼らの国民性として男はポーカーフェイスでなければならない。
何時如何なる時も。
彼がポーカーフェイスである限り、どういうつもりなのかは確証は得られなかった。
けれど、咲人も2度目のビデオコールを楽しんでくれたみたいで嬉しかった。
その証拠に(そっちじゃなくて好きかどうかの証拠が欲しいんですけど…)、彼は次の日の夜も長電話してきた。
とても時間が遅かったので、ビデオコールではなかったけれど。
そしてその翌朝も、またメッセージをくれた。
『長電話から7時間しか経ってないのに連絡してきたわね。
そんなに恋しかったの?』
と、ウィンクの顔文字付きで返信すると、
咲人はこう返してきた。
『俺、夢を見たんだ。』
ほう、どんな。
彼はローマ字で、そしてちょっと変な日本語で、こう送ってきた。
『すごく細かい、カワイイ、知的、スキ、日本人の女の子と
一晩中語り明かす夢』
(´⊙ω⊙`)
続きます。
私より格段に大きいそれが開くと、白目が本当に広くなる。
恥ずかしさで伏し目がちな私に、彼はOKと答えた。
え、言ってくれるの?
「オレハ、メイサガ………………
スズキ?」
名字。
「ちっ、違うよーーー!!(爆笑)」
「へ?何が?」
「スズキじゃなくてスキだよぉぉぉぉぉ」
「あ、そうか」
スキね、と言って、咲人は仕切り直してくれた。
私は拍子抜けしてしまったが、すごく笑えたし、そのあと何回かそれを言ってくれたので満足した。
電話を切ってから私は、両手で頬を覆った。
ふと鏡を見ると、すごく頬が赤い。
今度は頭を抱えてしゃがみこんだ。
なっ、なんであんな事言っちゃったんだ私ーーーーー!!!
恥ずかしさで死にそう。。。
でも仕方がない。言って欲しかったんだもの。
咲人に、私のことが好きだと。
咲人の反応が気になるところだけど、彼はいたってポーカーフェイスだった。
まぁ、彼自身がキザだし、そもそも彼らの国民性として男はポーカーフェイスでなければならない。
何時如何なる時も。
彼がポーカーフェイスである限り、どういうつもりなのかは確証は得られなかった。
けれど、咲人も2度目のビデオコールを楽しんでくれたみたいで嬉しかった。
その証拠に(そっちじゃなくて好きかどうかの証拠が欲しいんですけど…)、彼は次の日の夜も長電話してきた。
とても時間が遅かったので、ビデオコールではなかったけれど。
そしてその翌朝も、またメッセージをくれた。
『長電話から7時間しか経ってないのに連絡してきたわね。
そんなに恋しかったの?』
と、ウィンクの顔文字付きで返信すると、
咲人はこう返してきた。
『俺、夢を見たんだ。』
ほう、どんな。
彼はローマ字で、そしてちょっと変な日本語で、こう送ってきた。
『すごく細かい、カワイイ、知的、スキ、日本人の女の子と
一晩中語り明かす夢』
(´⊙ω⊙`)
続きます。