『いい先生だな』
咲人の言葉に、いつも通りYes, I am!と強気に返信した。
咲人が大いに賛成と言ったので、彼の国の言葉でアリガトウを言ってやった。
『ドウイタシマシテ。これは俺の国でのどういたしましてね』
『知ってるわ。私の知ってる超少ないあなたの国の語彙(笑)』
『それでも俺の日本語よりマシだよ。
ま、すぐに君のそれより俺の日本語の方が上手くなるけどね』
『ワタシハ、チョコレートガ、ダイスキ』
私が彼の国の言葉でそれを送ると、少しだけ添削された。
ほう、なるほどね。
今度は、ハリネズミは咲人が大好き、と作文して送ってみた。
実は、私と咲人はハリネズミが好きなのだ。
彼にはハリネズミを好きになる理由があったが、私は特に理由は、ない(笑)
特に理由もないのに、私の部屋にはたくさんハリネズミグッズがあった。
おそらくその珍しい生態が好きなんだと思う。背中にハリがあるなんて神秘的だ。
一聞すれば凄く危険な生き物に思えるが、その実際は臆病で小さくて華奢だ。
私はそんなアンバランス感も好きなのかもしれない。
とかなんとか言ったけど、結局は目がクリクリしてて体が丸くて可愛いからな気もする(笑)
咲人には、私のハリネズミコレクションをビデオコールの時に紹介してあった。
『そういえば俺、昨日夢の中で彼らに会ったぜ』
『えっ本当に?(笑)あなた彼らと喋ったの?』
『おう。みんなスゲー変だけどスゲー面白いキャラクターしてたよ』
『そらそうよ。私の子供達ですから』
『スゲー学があったよ(笑)』
とうーぜん!と偉そうに返したところで、ふとこんな質問をしてみたくなった
『ねぇ、ちょっと教えて欲しいんだけど。
ハリネズミは咲人が大好き。咲人もハリネズミが大好き。ってなんて言うの?
“も”の言い方が知りたい』
『英語みたいに、最後にこの単語をつければいいんだよ』
と、送られてきた文章を見て、私は頷いた。
なーるーほーどーね。
じゃぁね………
ポチポチポチポチ
『ハリネズミは咲人が大好き。
メイサも咲人が大好き。』
すぐに咲人は爆笑している絵文字を数個送ってきた。
彼はもう仕事に戻らなければならないと言った。
『次の電話、楽しみにしてる。でも君は週に一回だけ話したいんだっけ?
じゃぁいつが俺らの次なの?』
咲人、週一のこと相当気にしてるなー。
『次の電話については、また決めましょ。私も週に一回なんて我慢出来ないわ』
とウィンク付きで送り、OKという返信と共に咲人は消えた。
私も自分の仕事に戻った。
続きます。
咲人の言葉に、いつも通りYes, I am!と強気に返信した。
咲人が大いに賛成と言ったので、彼の国の言葉でアリガトウを言ってやった。
『ドウイタシマシテ。これは俺の国でのどういたしましてね』
『知ってるわ。私の知ってる超少ないあなたの国の語彙(笑)』
『それでも俺の日本語よりマシだよ。
ま、すぐに君のそれより俺の日本語の方が上手くなるけどね』
『ワタシハ、チョコレートガ、ダイスキ』
私が彼の国の言葉でそれを送ると、少しだけ添削された。
ほう、なるほどね。
今度は、ハリネズミは咲人が大好き、と作文して送ってみた。
実は、私と咲人はハリネズミが好きなのだ。
彼にはハリネズミを好きになる理由があったが、私は特に理由は、ない(笑)
特に理由もないのに、私の部屋にはたくさんハリネズミグッズがあった。
おそらくその珍しい生態が好きなんだと思う。背中にハリがあるなんて神秘的だ。
一聞すれば凄く危険な生き物に思えるが、その実際は臆病で小さくて華奢だ。
私はそんなアンバランス感も好きなのかもしれない。
とかなんとか言ったけど、結局は目がクリクリしてて体が丸くて可愛いからな気もする(笑)
咲人には、私のハリネズミコレクションをビデオコールの時に紹介してあった。
『そういえば俺、昨日夢の中で彼らに会ったぜ』
『えっ本当に?(笑)あなた彼らと喋ったの?』
『おう。みんなスゲー変だけどスゲー面白いキャラクターしてたよ』
『そらそうよ。私の子供達ですから』
『スゲー学があったよ(笑)』
とうーぜん!と偉そうに返したところで、ふとこんな質問をしてみたくなった
『ねぇ、ちょっと教えて欲しいんだけど。
ハリネズミは咲人が大好き。咲人もハリネズミが大好き。ってなんて言うの?
“も”の言い方が知りたい』
『英語みたいに、最後にこの単語をつければいいんだよ』
と、送られてきた文章を見て、私は頷いた。
なーるーほーどーね。
じゃぁね………
ポチポチポチポチ
『ハリネズミは咲人が大好き。
メイサも咲人が大好き。』
すぐに咲人は爆笑している絵文字を数個送ってきた。
彼はもう仕事に戻らなければならないと言った。
『次の電話、楽しみにしてる。でも君は週に一回だけ話したいんだっけ?
じゃぁいつが俺らの次なの?』
咲人、週一のこと相当気にしてるなー。
『次の電話については、また決めましょ。私も週に一回なんて我慢出来ないわ』
とウィンク付きで送り、OKという返信と共に咲人は消えた。
私も自分の仕事に戻った。
続きます。