
三日目は、甲武信岳(2475m)です。
7時前に整備された大きな駐車場に着くとかなりの台数が停まっていた。
前夜組も多く見られ霜で真っ白になった車が何台も見られた。
千曲川水源地標までは3時間ほどの道のりで、整備されたなだらかな登りは歩きやすかった。
水源地ではチョロチョロと水が湧き出ており、その水をひとくち含むと美味しかった。

その後は急傾斜の登りとなり、やっと山らしくなってきた。
全容が見える場所が見あたらなかったので頂上が望める場所からのショットとなったがこんな感じです。
頂上での眺めも良く下るのが惜しいくらいだったが、往路を下り8時間の歩程を終えた。
毛木平から標高差は975mであったが、昨日の蓼科山の810mよりは楽な歩きであった。

今回の百名山はこれまでとして、最終日は富士山の眺望で有名な三ツ峠山へ向かった。
三ツ峠登山口から標高差545mを一気に登るので一時間半程度ではあるが息が上がった。
頂上での眺めは期待を裏切らない超絶景の富士山が出迎えてくれた。それも、独り占めだ!
富士山は我が家から日々眺めているが、これほど綺麗な、そして感動させられたのは初めてだ。

三ツ峠山の道中ではカケスやルリビタキ、エナガなどが身近で多く見られた。
下山後は山中湖周辺の探鳥へと頭を切り換え車を走らせた。
ポイントではヤマガラやシジュウガラが手の届くところまで飛んできてポーズを取ってくれた。
水場ではマヒワなどが頻繁にやってきていたが、雲が出てきて日差しがなくなったので、手持ちのコンデジでは殆どがブレブレとなってしまった。
この時期の朝夕は零度近くなり寒かったが、山登りとしては快適な季節であった。
寒かったせいか、予備が無いカメラのバッテリーが上がってしまったり(移動中に充電した)、テレコンが取り付かなくなったりとアクシデントがあって思うように撮れなかったがしっかりと目に焼き付けておいた。
4日間連続で歩くのは初めてだったが、股が上がらないとか、筋肉痛は全く感じないが、さすがに足の裏に痛さを感じるようになった。
全走行は635.8kmで山道を良く走った。
北岳や八ヶ岳の頂上は白くなっていたが・・・、さ~て、次は何処に行こうか?!