山岳と野鳥たち

日本百名山などを登ったり、爽やかに囀る鳥達との巡り合いを楽しんでいます

登ってきました-Ⅱ

2007-11-06 | 百名山 他

三日目は、甲武信岳(2475m)です。
7時前に整備された大きな駐車場に着くとかなりの台数が停まっていた。
前夜組も多く見られ霜で真っ白になった車が何台も見られた。
千曲川水源地標までは3時間ほどの道のりで、整備されたなだらかな登りは歩きやすかった。
水源地ではチョロチョロと水が湧き出ており、その水をひとくち含むと美味しかった。


その後は急傾斜の登りとなり、やっと山らしくなってきた。
全容が見える場所が見あたらなかったので頂上が望める場所からのショットとなったがこんな感じです。
頂上での眺めも良く下るのが惜しいくらいだったが、往路を下り8時間の歩程を終えた。
毛木平から標高差は975mであったが、昨日の蓼科山の810mよりは楽な歩きであった。


今回の百名山はこれまでとして、最終日は富士山の眺望で有名な三ツ峠山へ向かった。
三ツ峠登山口から標高差545mを一気に登るので一時間半程度ではあるが息が上がった。
頂上での眺めは期待を裏切らない超絶景の富士山が出迎えてくれた。それも、独り占めだ!
富士山は我が家から日々眺めているが、これほど綺麗な、そして感動させられたのは初めてだ。


三ツ峠山の道中ではカケスやルリビタキ、エナガなどが身近で多く見られた。
下山後は山中湖周辺の探鳥へと頭を切り換え車を走らせた。
ポイントではヤマガラやシジュウガラが手の届くところまで飛んできてポーズを取ってくれた。
水場ではマヒワなどが頻繁にやってきていたが、雲が出てきて日差しがなくなったので、手持ちのコンデジでは殆どがブレブレとなってしまった。

この時期の朝夕は零度近くなり寒かったが、山登りとしては快適な季節であった。
寒かったせいか、予備が無いカメラのバッテリーが上がってしまったり(移動中に充電した)、テレコンが取り付かなくなったりとアクシデントがあって思うように撮れなかったがしっかりと目に焼き付けておいた。

4日間連続で歩くのは初めてだったが、股が上がらないとか、筋肉痛は全く感じないが、さすがに足の裏に痛さを感じるようになった。

全走行は635.8kmで山道を良く走った。
北岳や八ヶ岳の頂上は白くなっていたが・・・、さ~て、次は何処に行こうか?!

登ってきました-Ⅰ

2007-11-06 | 百名山 他
11月2日~5日、百名山4座+三ツ峠山に登ってきました。
初日は生憎の空模様だったが、二日目以降は天候に恵まれて快適な山登りが楽しめました。


早朝、中央道を岡谷ICからビーナスラインを通り美ヶ原高原駐車場へ向かった。
ここまで219kmの道のりだったが、道中の綺麗な紅葉のトンネルが目を見張った。
美ヶ原は一面をガスで覆われて景観を眺められなかったが爽やかな高原の歩きを楽しんだ。
王ヶ頭(2034m)~王ヶ鼻に着くと気温は5℃以下で風が強く手袋を外すと手が悴んで言うことを利かない。
見えるはずの大パノラマは諦め早々に退散した。歩程3時間の雲上ハイキングであった。


昼食後、ビーナスラインで30km先の霧ヶ峰へ向かった。
駐車場に車は一台も居ない。車山(1925m)へ向かって急な階段道をひたすら登った。
蓼科山や、八ヶ岳-南アルプスがうっすらと一望できたが富士山は見えなかった。
明日からの本格登山に備えて、ぐるっと一周して2時間の歩程で終了。


二日目の朝、6:30。すずらん峠駐車場には先行車が数台止まっていた。
登り初めは30分ほど穏やかな道であったが、急に険しい上り坂となった。
それも大きなゴツゴツした岩の連続である。その上、蛇行しない直登なのでかなり厳しい!
エナガの群が近くに来たが足場が悪いのでカメラを向けようとするとバランスを崩して転びそうになる。
遠くから見る穏やかな容姿からは想像できなほどの道のりが延々と頂上まで続いたのには参った。


蓼科山(2530m)山頂は広~い! 遮蔽物がないので360度が見渡せる(注・この画像は途中で撮ったもの)
八ヶ岳-御嶽山-槍ヶ岳-白馬-etc.,素晴らしい景観に感嘆の声を上げる!
素晴らしい景観を堪能して、下りは将軍平-天祥寺原-竜源橋のルートを選んだ。
ところが、予想に反して天祥寺原まで2時間もゴツゴツ岩の急坂を下る羽目になってしまった。
オマケに、岩の無い所は雪が凍って溜まっていて足が踏み出せない!
この日は、頂上で滞在を多くしたが、8時間の歩程だった。 <続く>