3年前の記事
の続き。
我が家の車(2006年式トヨタハイラックス)は、既に走行距離が50万キロを超えており、燃料噴射ポンプやノズルの劣化から特定の給油所以外のディーゼル油(軽油)だとエンジンのガラガラ音や振動が大きくなる。
ずっと使っていた給油所が潰れたので代わりの給油所を探し回って、今では自宅から30キロ離れた給油所まで通っており、エンジンはスムースに動いているが、気になるのは同じブランドでも、給油所に依って調子が良いのと悪いのがある理由。
日本だと正規のディーゼル油(軽油)の規格は特1号から特3号まで5種類あり、地域や季節で使い分けされているそうで、非正規になると税率が安い灯油の混入まであるらしい。
もしかしてタイでも灯油の混入かと疑って調べると、ネットで見つかったのは少し古い情報だったが、灯油の税率は軽油より高いらしく、日本の様な脱税で儲ける手口は使えないらしい。
もう一つ気になったのが、私がタイへ来た十数年前はあったバイオディーゼル(植物油混合軽油)が、つい最近まで店頭から消えていた事。
バイオディーゼルの生産を止めた話を聞かないので、一定の混合割合までのバイオディーゼルをディーゼルとして売っており、その品質(セタン価)により、私の車のエンジンの調子が良くなったり悪くなったりするのではないかと疑っていた。
先日私がツイッターでフォローさせて頂いているnisizawa(@nisizawa)さんのツイートを拝見すると、
nisizawa(@nisizawa)さんがツイートしました: 実はガソリンスタンドで売っているディーゼルの中身は、しばらく前にB3に変わり、だんだんとバイオディーゼルの濃度を上げ、いまはB7になっている。これを10月1日からはB10にする、というのが昨日のお知らせの意味。 https://t.co/mgDNxzDPE6 https://twitter.com/nisizawa/status/1299156587181793283?s=20
と紹介されており、私の疑問がようやく解けた。
私が今通っている給油所はPTTではないが、恐らく何種類かあるディーゼル油の中からセタン価が高い(着火し易い)物を取り扱っているので、そこで給油すると劣化したエンジンでも調子が良いのだろう。
そして私が給油すると調子が悪くなる大部分の給油所では、セタン価が低いディーゼル油を使っているのでは?
ネット情報に依ると、ディーゼル油へ灯油やバイオディーゼルを混合するとセタン価は低くなるそうで、nisizawa(@nisizawa)さんの追加ツイートによると、バイオディーゼルなら20%まで混合しても問題は起きないと言われているそうだ。
またセタン価は添加剤で調整可能だそうで、市販のディーゼル油も調整されているし、市販の添加剤もある。
そうした調整済みのディーゼル油でも私の車が調子を崩すのは、やはり燃料噴射系統の劣化が原因?
修理をしたくても高額部品であり、修理するなら車を買い替えた方が賢いかも?
今のところは振動も黒煙も止まってエンジンはスムースに動いているが、大手給油所に他社も追随し、私が通う給油所のディーゼル油も変わってしまうと厳しそうだ。
少なくても息子が大学を卒業するまでは今の車に乗り続けたいのだが…。