の続き。
バンヤイの園芸市場で配達と買物を済ませると、次は観葉植物農園へ。
9月から毎回同じ農園へお邪魔して主にモンステラを仕入れていたが、今回は色々と仕入れるらしい。
オーナーから農園を任せられている三十代のミャンマー人男性へ尋ねると、フィロデンドロン・バーキンを薦められた。
ウドンタニでよく見かけるのは…
葉へ白い筋が入った程度のが多いが、良いのは…
新しい葉が真っ白になる。
ミャンマー人の農園責任者はオーナーから「緑の葉から出荷しろ」と言われたそうだが、妻は当然葉が白いのを選んでいく。
農園側へ任せず長靴持参で農場へ入って一つずつ自分で選ぶバイヤーなんて他には居ないらしいが、泥塗れになって手間を掛けるから買える物もあるのだろう。
こんな斑入りはオーナーが見つけると直ぐに自宅へ持ち帰るそうだが、妻が先に見つければこちらのもの。w
ミャンマー人責任者も「普通と同じ値段で良いよ」と言ってくれる。
妻がそうやって仕入れをやっている間に、私も面白い物は無いかと農園内を探索。w
今回は売り物の栽培台だけでなく、株分けや挿し木をするために栽培台の下で勝手に伸びまくってジャングル化している親株も見て歩く。
農園での仕入れは、最低でも10株単位での購入だが私の趣味では同じ品種を10株も要らない。
妻を通してミャンマー人責任者へ相談すると、「奥さんが沢山仕入れてくれるから良いよ。好きなのを持って来て下さい」と言って貰った。
他にも1mくらいのサイアムモンステラなど14点を購入。珍しい物は無いが「園芸店だと1つ数百バーツだよね」と笑いながら「今日は特別」と1鉢50バーツ、計7百バーツで売ってくれた。
妻が仕入れた植物の積載が終わり、決済を済ませた帰り際に、「これは僕が葉挿ししたのだけど、良かったら持って帰って」と差し出されたのが…
本業で通販をやっているマニアに尋ねると、斑入りブームの時は数万バーツだったらしい。
今でもこんなのが売ってる。
白い葉だけでは葉緑素が無くて栄養の合成が出来ないので、緑の葉へ白い斑が入るのが高いらしい。
ミャンマー人責任者から「葉挿しで簡単に増えるから、やってみたら?」と言われた。
この農園のオーナーは、周囲へいくつも農園を持っておられ、それぞれにミャンマー人責任者を配置し、売上を競わせているらしく、「また買いに来てよね。」と大サービスだったのだろう。
妻のコバンザメな私が利を得た。w
この農園を出たのが17時頃で、さてホテルで酒を一杯と思っていると、サナームルアン2へ行きたいと妻が言い始める。
夕方の渋滞へ巻き込まれるので嫌がるが、どうしてもと言うのでグーグルマップの案内で向かう。
プタモントンサイ4までスムースだったが、そこからソイ(路地)の中をぐるぐる走らされて着いたのは暗くなってから。
渋滞でも広い道で行った方が早かったかも?
道路でやってる植物の露店は半分以上片付けており、妻の目当ての蘭専門店は既に閉店済。まだ開けていたジュース屋さんへ尋ねると、最近は売れないので15時頃から閉める店が多いそうだ。
妻は「ここで夕食を済ませてホテル」なんて言うが、「どこの店が開いているんだ?」と尋ねる私。現実より気持ちが先行する妻の相手は疲れる。w
ナコンパトムの安宿に着くと、階段の登り降りが疲れるので、先に隣のビッグCで夕食を買ってから部屋へ。
三階の一番奥の部屋へ入ると、何とエアコン無し。
「ビール代分節約しちゃった」なんて妻が言う。一泊3百バーツでエアコン部屋より2百バーツ安いそうだ。「もう乾季だから…」なんて言うが、内陸のウドンタニと違って海へ近いので湿度が高くベタベタした空気。
「え〜い糞!」と焼鳥を食べながらビールを流し込み、シャワーを浴びようと浴室へ入れば温水器が無い。
コロナでリニューアルして温水器が着いたと喜んだが、エアコン部屋だけか…。
数年ぶりの水シャワーは冷たく、酔いは覚めてしまった。
長距離運転で疲れており、いつもより早く23時には就寝したが、1時頃には暑くて目が覚め、国道を走るトラックの騒音が煩く、脚や背中の筋肉痛もあって寝付けない。
こんな時の為に筋弛緩剤入りの鎮痛剤を持っており、服用後数十分で眠れた。
目が覚めたら午前は蘭園巡りをして、午後からウドンタニへ帰る予定で、帰りはナコンラチャシマへ泊まらないでウドンタニまで7百キロ弱の運転。しっかり休んでおかないと自殺行為になる。
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