(1977年)新潟市で横田めぐみさんが下校途中に北朝鮮工作員により拉致される
この事件がクローズアップされ始めたのは'90年代末。
それまでずっと、御両親は孤独な戦いを強いられてきた。
それも、「一方的に朝鮮人を犯人扱いするなんて差別行為だ」などという左翼陣営の的外れな非難を浴びながら。
何とか御両親が健在の内に会わせてあげたい。
彼女を解放させる義務が日本人にはある(それまでの無関心という罪を償う意味でも)。
(1986年)三井物産マニラ支店長誘拐事件発生
新人民軍(フィリピン共産党軍事組織)による犯行だったが、身代金と引き換えに、翌年解放された(この取り引きは、同様の事件を誘発しかねないとして当然非難を浴びることになる)。
日本赤軍の協力という裏事情が、後に逮捕された犯人の口から飛び出したのにも驚かされたが、それ以上にショックだったのは、被害者である若王子さんが事件発生から3年(解放から2年)も経たずに55歳の若さで亡くなられたという事実。
殺されるかも知れない極限状況を数ヶ月もの間余儀なくされたことが、氏の寿命を縮めたのは間違いない。