(1984年)大川橋蔵死去
歌舞伎・時代劇俳優。
大川といえば何と言っても『銭形平次』。
18年・全888回の長期放送は、ドラマとしては今じゃちょっと考えられない記録だ。
小学生の頃水・日の週2回書道教室に通っていて、水曜夜8時に終わり、家路に着くと、祖母が『銭形平次』を観ているのがお決まりのパターンだった(その為フルで平次を鑑賞することはなかった)。
小6の秋に書道を辞め、代わりに学習塾に通うようになってからも、たまたま水曜8時までという講義スケジュールだったので、帰宅して途中から観るというパターンは変わらなかった。
長く続いた平次も1984(昭和59)年4月4日に終了する。
はっきりと思い出せないが、塾の講義が長引いたか何かで、その日に限り帰宅が遅くなり、結局最終回を観ることが出来ず、現在に至るも未見のままである。
いつか是非じっくりと鑑賞したいものだ。
平次が終わって僅か8ヶ月後、大川は55歳の若さでこの世を去る。
訃報に接した際、まるで平次を演じ切るまで延命させられていたかのように思えた。