川瀬有希の時の旅


「今日は何の日」と題し、過去のその日に起こった出来事を、自由気ままに語るブログです。

12月14日/ 今日は何の日

2012-12-14 00:15:00 | その他

(1959年)北朝鮮への第1次帰国船が新潟港を出港

「地上の楽園」と持て囃された北朝鮮への帰還事業が、人道的な見地から進められた(この「人道的」というのが、今となっては悪い冗談にしか思えない)。
国の内情が殆んど判らない中で、在日朝鮮人は朝鮮総連や、左右を問わず多くのマスコミ各社、そして、当時「進歩的文化人」と呼ばれた知識人らの撒き散らす北朝鮮礼賛の言質を信じ、海を渡った。
その後の悲劇はご存知の通り。
激しい差別と理不尽な待遇の中、皆不幸な人生を歩んだと、脱北者の証言により後年次々と明らかになった。
同胞はもとより、朝鮮人の夫について行った日本人妻は特に悲惨だったと言われる。
このような許されざる政策を行った北朝鮮の罪は、遠くない将来に体制が崩壊した暁に徹底的に裁かれるだろうが、同時に、それに加担した上記の第三者も等しく責任を追及されなければならない。
たとえ善意の下に行ったことであれ、現実にもたらしたその罪科が見過ごされていい筈がない。
自らの罪を棚にあげて政府等を責める姿が容易に想像されるが、そのキャンペーンに安易に乗っかってはならない。
今から警告しておく。