(2011年)ニュージーランドで大地震発生
マグニチュード6.3の地震により、カンタベリー地区を中心に甚大な被害が発生。
死者185名。
その内28名が日本人語学留学生だったこともあり、現地から伝わる情報は日本でも逐一取り上げられ、支援の声も広がったが、誤解を恐れず言えば、あの時点では、まだどこか他人事的な雰囲気があった。
日本は地震大国で、地震報道に対し人一倍敏感に反応する国民性を有するが、(僕自身も含め)自らにその不幸が訪れぬ限り、どれほど大きな災害でも、実感を伴いつつ報道に接していたとは言い難い。
まさかこのニュージーランドの地震から僅か半月余り後に、自分の国で、それを上回る規模の地震が発生し、社会が大混乱に陥るとは想像すらしていなかった。
いつか巨大地震が起こると言われ続けたが(今でも言われているが)、それはずっと先のことと高を括っていたように思う。
反省の意味も込めて、この時の率直な感想を記しておきたい。