デビット・リンチ。
3時間という長さにお座布を準備して挑んだ。
若干ネタばれあります。
リンチだからストーリーがあるとは思っていないし
複線状?なものがあってもそれが複線とも限らない。
いろんな符号。47。手に書かれていたアルファベットはなんだったのだろう?
無限後退という考え方がある。自分が見ている自分。
映画とは実際そういった感覚が常に伴う気がする。
私自身が映画を撮ったらきっとこの想いに絡めとられてしまうだろう。
演技している自分を見ている”映画を撮っている自分”を見ている観客
を見ている自分・・・・・
現代アートの一方向として強く押し出されている場合もあるが
客体と主体の入れ子構造、または取替え。というかなり無理のある
内容になっている。
それにくらべれば映画という手法をとっているから見やすく出来ているのでは
ないだろうか。
最初のシーンであの怖いおばさんが”明日あそこに座っているあなた”という
概念を出してくる。超近未来における自分。その残像は多重化されて
まるで描く線は無限円のように、ベーコンの描く人物のようにぶれていくはずだが
そこは描かれていない。
しかしそのヴィジョンは恐ろしく現実なのだろう。
最終的にはそれは円環していくと思われる。
試写室の中でスクリーンを見ている自分が映っている試写。
オーデション前の自分に還元される自分。
メビウスの帯?クラインの壷?
しかしながら印象に残ったのは
ひたすらローラ・ダーンの口が四角く開くということ。
しばらくぶりに映画館で映画をみたせいか、顔のアップばかりでちょっと疲れた。
リンチってこの手のアップと白く飛ばすのがすきだったっけ。
それにしてもジェレミー・アイアンズのお間抜けぶりというか、
弱そうな男ぶりは健在だ。
3時間という長さにお座布を準備して挑んだ。
若干ネタばれあります。
リンチだからストーリーがあるとは思っていないし
複線状?なものがあってもそれが複線とも限らない。
いろんな符号。47。手に書かれていたアルファベットはなんだったのだろう?
無限後退という考え方がある。自分が見ている自分。
映画とは実際そういった感覚が常に伴う気がする。
私自身が映画を撮ったらきっとこの想いに絡めとられてしまうだろう。
演技している自分を見ている”映画を撮っている自分”を見ている観客
を見ている自分・・・・・
現代アートの一方向として強く押し出されている場合もあるが
客体と主体の入れ子構造、または取替え。というかなり無理のある
内容になっている。
それにくらべれば映画という手法をとっているから見やすく出来ているのでは
ないだろうか。
最初のシーンであの怖いおばさんが”明日あそこに座っているあなた”という
概念を出してくる。超近未来における自分。その残像は多重化されて
まるで描く線は無限円のように、ベーコンの描く人物のようにぶれていくはずだが
そこは描かれていない。
しかしそのヴィジョンは恐ろしく現実なのだろう。
最終的にはそれは円環していくと思われる。
試写室の中でスクリーンを見ている自分が映っている試写。
オーデション前の自分に還元される自分。
メビウスの帯?クラインの壷?
しかしながら印象に残ったのは
ひたすらローラ・ダーンの口が四角く開くということ。
しばらくぶりに映画館で映画をみたせいか、顔のアップばかりでちょっと疲れた。
リンチってこの手のアップと白く飛ばすのがすきだったっけ。
それにしてもジェレミー・アイアンズのお間抜けぶりというか、
弱そうな男ぶりは健在だ。
誰のイニシャルでもなさそう・・・けどわからないぞ・・
円環もキーワードですね。「ロストハイウェイ」とかでもそうですけど。
manimaniさんでもあのアルファベットは不明ですか?
うーむむむむむ??。
「ロストハイウェイ」大好きです。