道草の大切さ。

子供の頃、学校の帰りによく道草をしていました。
多分、道草の経験者はたくさんいることでしょう。親に「どこ、ほっつき歩いてるんよ～！」と叱られてもついつい時間を忘れ、言いつけを忘れ道草してしまいます。でも、これって大人になってから効果を発揮するすごく大切な行為だと思います。道草の原因をよく考えてみて下さい。興味が湧くから道草をするわけで、目的地に向け歩いていても自分の好奇心を優先させるのです。
反面、今のデジタル社会の中においては無駄を省き徹底的に合理化を追求されます。子供たちも学校が終われば塾へ一直線。自分の興味を押し殺し道草の一つも出来ません。心に潤いがない状態で大人になってしまっています。「遠回りをすると損をする」くらいに考えているのかも知れませんね。。。
遠回りをした所に綺麗な花が咲いている場合もあることを知るべきだと思いませんか？皆が皆、最短距離を歩き自分だけ遠回りをしたならばその花は独占できます。そんな事を考える人の方が結果的に幸せへの近道を歩いていたなんて事が実際にあると思うのです・・・
長い間生きてると本当に色んな事が自分に降りかかります。良い事も悪い事も。特に悪い事が降りかかった時、道草をたくさん経験している人の方が臨機応変に対応し切り抜けていけるのです。なぜなら、道草の先にある事が予期せぬことだからです。その経験値は後になって生きてくることでしょう。