勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

日本企業のパワー。

2016年07月19日 | 時事
ソフトバンクはイギリスの半導体設計大手の「アームホールディングス」3.3兆円で買収することで合意したと発表ました。過去最大規模の買収金額です。それもそのはず、このアームホールディングスはこの分野で世界トップ企業です!将来のAI時代を見据えての買収であって直近の業績に関するのもではなさそうですが、孫社長の思考がどこへ向かうのかは誰にも想像がつかないのかも知れません。
尚、これを受けてアメリカのソフトバンク子会社のスプリントは暴落しました。約2兆円の大金をはたいて買収した同社の慢性赤字を解消させるべくソフトバンクの資金戦略に期待していた投資家達の思惑は今回の買収で外れてしまった格好ですので仕方なしでしょうか。

更に本日のソフトバンクの株価も暴落。とんでもない有利子負債を抱える同社にとって更なる負債の積み上げですので当然と言えば当然ですね。12兆円近くの負債を抱えるソフトバンクは外資系の格付け会社からは「投資不適格」級の格付けしか得られていないと日経新聞に書かれていたように投資リスクがまた高まっていしまいましたね~

とは言え、日本の大手企業の海外での動きは今後もっと激しくなりそうです。コンビニの「ローソン」が既にある中国の店舗数を現在の約750店舗から4倍の3千店舗に増やしていく方針が明らかになったと報じられています。こんな小さな日本の国土に1万2千店舗以上もあるローソン(セブンイレブンは1万8千店超え)ですので、もうこれ以上は望めないとの判断は必然的に海外進出にエネルギーを注ぎ込む結果となります。無印良品やユニクロにしても同じことが言えます。ちなみに牛丼の吉野家も現在の海外店舗数は682店舗にまで増えています^^;

国内で、もがき続ける資金力のない小規模企業は知恵を使わないと大手のマネーパワーに太刀打ち出来ないのがよく解ります。。。

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