私が店長をしているショッピングサイトがあります。
【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com
よろしくです。
今日の画像は、本宮ひろ志先生の『俺の空』より桜の花が咲く風景のカラーイラスト。
『桜三月散歩道』
作詞/長谷邦夫
作曲/井上陽水
歌/井上陽水
ねえ君、二人でどこへ行こうと勝手なんだが
川のある土地へ行きたいと思っていたのさ
町へ行けば花がない
町へ行けば花がない
今は君だけ見つめて歩こう
だって君が花びらになるのは
だって狂った恋が咲くのは三月
ねえ君、二人でどこへ行こうと勝手なんだが
川のある土地へ行きたいと思っていたのさ
町へ行けば風に舞う
町へ行けば風に舞う
今は君だけ追いかけて風になろう
だって僕が狂い始めるのは
だって狂った風が吹くのは三月
(セリフ)
夏の日の夕方
学校から帰ると僕達は
みんな真っ白なシャツを着て
色のはげた貨物船のような倉庫のある細い道に集まり
それから川の堤に駆け登るんだ
みんなで影をつれてね
夕陽が太い煙突に吸い込まれるまで
影踏みをして遊ぶんだ
影を踏もうとすると
影は驚いた魚のように逃げたっけ
ねえ君、二人でどこへ行こうと勝手なんだが
川のある土地へ行きたいと思っていたのさ
町へ行けば人が死ぬ
町へ行けば人が死ぬ
今は君だけ想って生きよう
だって人が狂い始めるのは
だって狂った桜が散るのは三月
『氷の世界』ポリドールレコード1973 June~Septemberより。
小学生の頃、父の故郷・山形県の庄内鶴岡にある父の実家で、年の離れた従兄弟が所有するレコードで初めて聞いた井上陽水さんのLPがこの『氷の世界』だった。
数年後、母方の七つ年上の従兄弟の家でも、このLPと再会し、中学二年生の時から、私の所有物となったので、もう30年も私の手元にある。
収録されているのは次の13曲。
=A=
1.あかずの踏切り(井上陽水 作詞/星 勝 作曲)
2.はじまり(井上陽水 作詞作曲)
3.帰れない二人(井上陽水,忌野清志郎 作詞作曲)
4.チエちゃん(井上陽水 作詞作曲)
5.氷の世界(井上陽水 作詞作曲)
6.白い一日(小椋 佳 作詞/井上陽水 作曲)
7.自己嫌悪(井上陽水 作詞作曲)
=B=
1.心もよう(井上陽水 作詞作曲)
2.待ちぼうけ(井上陽水,忌野清志郎 作詞作曲)
3.桜三月散歩道(長谷邦夫 作詞/井上陽水 作曲)
4.Fun(井上陽水 作詞作曲)
5.小春おばさん(井上陽水 作詞作曲)
6.おやすみ(井上陽水 作詞作曲)
私の目覚めのためのお気に入りのアンソロジー『おはよう』の一曲目は、一年中この『桜三月散歩道』なのである。
そして眠りにつくためのアンソロジー『おやすみ』の一曲目は、『帰れない二人』そして『自己嫌悪』『おやすみ』へと続く。
作詞を担当した長谷邦夫さんは、赤塚不二夫先生の元でブレーンとして活躍された漫画家の長谷邦夫先生である。
私は、何度か長谷邦夫先生と御会いしたことがあり、今でも年賀状の御返事などいただける仲なのだが、何故、長谷邦夫先生が井上陽水さんの『桜三月散歩道』の作詞をしたのか不思議に思い尋ねたことがある。
するとその答えは、
「当時まだ井上陽水は無名に近く、あまり売れてなかったから、当時フジオプロが責任編集で出していた雑誌『まんがNo.1』の企画ででも、使ってくれとレコード会社からフジオプロに依頼がきたんだ。」
とのこと。
そのため、長谷邦夫先生の詞に井上陽水さんの曲がつけられることになったそうである。
そして、その後大ブレイクした井上陽水さんと長谷邦夫先生とは、会う機会はなく、特に交流もないのだが、印税だけは今でも毎年必ず振り込まれてくるとのこと。
私は、この曲の中でも特にセリフの部分が気に入っている。
さて、桜の花の開花は、西から東に北上し、東北方面へと続く。
サムライが好んだという桜の花は、城に良く似合うと私は、思っている。
私の先祖は、サムライの発祥時に関東武士集団小野姓横山党の本間村から始まり、越前越後を経て、佐渡の地頭となり400年近く続くも、直江兼続たち上杉勢に攻め滅ぼされかけて庄内へとたどり着く。
やがて庄内藩のサムライとして200年以上続くのだが、サムライの一族として千年もの歴史が判っている家系は、とても珍しいとのことである。
研究者の話によると、宮本武蔵に出てくる吉岡一門の吉岡姓や、狂言の和泉姓、佐渡の沢田城城主の際に出来た沢田姓などは全て本間の一族から分かれた苗字となるらしい。
私の父の一族は、今も庄内鶴岡を拠点としているので、8男となる父が青年時代に故郷を後にして上京し、一族の発祥地である神奈川の地に家を構えたことは、我が一族の歴史からすると、実に700年振りとなる原点回帰だ。
『サラリーマン金太郎』などで知られる人気漫画家の本宮ひろ志先生には、戦後の農地改革と庄内の本間家をモデルにした『俺の女たち』という作品がある。
滋賀県の琵琶湖を個人所有し、GHQによる農地改革のモデルケースとされるまで、日本一の大地主として知られていた酒田の本間家では、当主が代わり、最近のホームページ上で、「下川村の本間家から分かれた」という説が記載されているのだが、下川で続く本間家とは、何と私の父の実家のことなのだから実に興味深いことである。
さて、明日はTBSテレビ月曜ゴールデン映画として『おくりびと』が放映される。
『おくりびと』
(2008年TBS・セディックインターナショナル・松竹・電通ほか)
滝田洋二郎監督
本木雅弘 広末涼子
余貴美子 笹野高史
吉行和子 山田辰夫
峰岸徹 山崎努
楽団の解散でチェロ演奏家の道をあきらめた大悟は故郷の山形に戻る。
高給保証に惹かれて応募した先は遺体を棺に納める納棺の仕事だった。
アカデミー外国語映画賞。
藤沢周平の映画『たそがれ清兵衛』は時代劇だったが、現代劇である映画『おくりびと』でも、山形県の庄内地方が舞台となることは、何とも喜ばしいことである。
そして山形県鶴岡に、『鶴岡市立藤沢周平記念館』が4月29日開館するという。
ANAグループ機内誌『翼の王国』2010年4月号(通巻490号)によると、以下のような記述だ。
日本を代表する時代小説作家・藤沢周平は『暗殺の年輪』で直木賞を受賞し、『蝉しぐれ』『花のあと』『用心棒日月抄』など、数々の作品を生み出しました。
また、ふるさと鶴岡を書いたエッセイも多く、小説に登場する「海坂藩」は庄内地方をモデルにしたと言われています。
この春、藤沢周平の文学世界を紹介する「鶴岡市立藤沢周平記念館」が開館します。
直筆原稿、創作資料を通して作品を解説。
自宅書斎の再現、愛用品を展示し、作家の生涯を紹介します。
藤沢周平のふるさとである鶴岡・庄内の自然と歴史ある文化に触れながら、藤沢文学に親しんでみてはいかがでしょうか。
問合せ
鶴岡市立藤沢周平記念館
0235ー29ー1880
www.city.tsuruoka.lg.jp
山形県鶴岡市馬場町4ー6
羽田空港からANAを利用して、今から20年ほど前に私の伯父が整備対策委員長をつとめて開港した庄内空港より『庄内映画村』だけでなく、『鶴岡市立藤沢周平記念館』にも、是非行きたいものである。
そして何よりも父の実家が代々檀家の代表をつとめ、藤沢周平の『龍を見た男』の舞台となる曹洞宗総持寺派の善宝寺にある先祖の墓にも御参りがしたい。
そこには、父が子供の頃に亡くなってしまった祖父だけでなく、私が子供の頃に毎年冬になると上京し、私の面倒を見てくれていた祖母も静かに眠っているし、私が17歳の時に胃癌で亡くなった父の遺骨も分骨されているのだから・・・。
【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com
よろしくです。
今日の画像は、本宮ひろ志先生の『俺の空』より桜の花が咲く風景のカラーイラスト。
『桜三月散歩道』
作詞/長谷邦夫
作曲/井上陽水
歌/井上陽水
ねえ君、二人でどこへ行こうと勝手なんだが
川のある土地へ行きたいと思っていたのさ
町へ行けば花がない
町へ行けば花がない
今は君だけ見つめて歩こう
だって君が花びらになるのは
だって狂った恋が咲くのは三月
ねえ君、二人でどこへ行こうと勝手なんだが
川のある土地へ行きたいと思っていたのさ
町へ行けば風に舞う
町へ行けば風に舞う
今は君だけ追いかけて風になろう
だって僕が狂い始めるのは
だって狂った風が吹くのは三月
(セリフ)
夏の日の夕方
学校から帰ると僕達は
みんな真っ白なシャツを着て
色のはげた貨物船のような倉庫のある細い道に集まり
それから川の堤に駆け登るんだ
みんなで影をつれてね
夕陽が太い煙突に吸い込まれるまで
影踏みをして遊ぶんだ
影を踏もうとすると
影は驚いた魚のように逃げたっけ
ねえ君、二人でどこへ行こうと勝手なんだが
川のある土地へ行きたいと思っていたのさ
町へ行けば人が死ぬ
町へ行けば人が死ぬ
今は君だけ想って生きよう
だって人が狂い始めるのは
だって狂った桜が散るのは三月
『氷の世界』ポリドールレコード1973 June~Septemberより。
小学生の頃、父の故郷・山形県の庄内鶴岡にある父の実家で、年の離れた従兄弟が所有するレコードで初めて聞いた井上陽水さんのLPがこの『氷の世界』だった。
数年後、母方の七つ年上の従兄弟の家でも、このLPと再会し、中学二年生の時から、私の所有物となったので、もう30年も私の手元にある。
収録されているのは次の13曲。
=A=
1.あかずの踏切り(井上陽水 作詞/星 勝 作曲)
2.はじまり(井上陽水 作詞作曲)
3.帰れない二人(井上陽水,忌野清志郎 作詞作曲)
4.チエちゃん(井上陽水 作詞作曲)
5.氷の世界(井上陽水 作詞作曲)
6.白い一日(小椋 佳 作詞/井上陽水 作曲)
7.自己嫌悪(井上陽水 作詞作曲)
=B=
1.心もよう(井上陽水 作詞作曲)
2.待ちぼうけ(井上陽水,忌野清志郎 作詞作曲)
3.桜三月散歩道(長谷邦夫 作詞/井上陽水 作曲)
4.Fun(井上陽水 作詞作曲)
5.小春おばさん(井上陽水 作詞作曲)
6.おやすみ(井上陽水 作詞作曲)
私の目覚めのためのお気に入りのアンソロジー『おはよう』の一曲目は、一年中この『桜三月散歩道』なのである。
そして眠りにつくためのアンソロジー『おやすみ』の一曲目は、『帰れない二人』そして『自己嫌悪』『おやすみ』へと続く。
作詞を担当した長谷邦夫さんは、赤塚不二夫先生の元でブレーンとして活躍された漫画家の長谷邦夫先生である。
私は、何度か長谷邦夫先生と御会いしたことがあり、今でも年賀状の御返事などいただける仲なのだが、何故、長谷邦夫先生が井上陽水さんの『桜三月散歩道』の作詞をしたのか不思議に思い尋ねたことがある。
するとその答えは、
「当時まだ井上陽水は無名に近く、あまり売れてなかったから、当時フジオプロが責任編集で出していた雑誌『まんがNo.1』の企画ででも、使ってくれとレコード会社からフジオプロに依頼がきたんだ。」
とのこと。
そのため、長谷邦夫先生の詞に井上陽水さんの曲がつけられることになったそうである。
そして、その後大ブレイクした井上陽水さんと長谷邦夫先生とは、会う機会はなく、特に交流もないのだが、印税だけは今でも毎年必ず振り込まれてくるとのこと。
私は、この曲の中でも特にセリフの部分が気に入っている。
さて、桜の花の開花は、西から東に北上し、東北方面へと続く。
サムライが好んだという桜の花は、城に良く似合うと私は、思っている。
私の先祖は、サムライの発祥時に関東武士集団小野姓横山党の本間村から始まり、越前越後を経て、佐渡の地頭となり400年近く続くも、直江兼続たち上杉勢に攻め滅ぼされかけて庄内へとたどり着く。
やがて庄内藩のサムライとして200年以上続くのだが、サムライの一族として千年もの歴史が判っている家系は、とても珍しいとのことである。
研究者の話によると、宮本武蔵に出てくる吉岡一門の吉岡姓や、狂言の和泉姓、佐渡の沢田城城主の際に出来た沢田姓などは全て本間の一族から分かれた苗字となるらしい。
私の父の一族は、今も庄内鶴岡を拠点としているので、8男となる父が青年時代に故郷を後にして上京し、一族の発祥地である神奈川の地に家を構えたことは、我が一族の歴史からすると、実に700年振りとなる原点回帰だ。
『サラリーマン金太郎』などで知られる人気漫画家の本宮ひろ志先生には、戦後の農地改革と庄内の本間家をモデルにした『俺の女たち』という作品がある。
滋賀県の琵琶湖を個人所有し、GHQによる農地改革のモデルケースとされるまで、日本一の大地主として知られていた酒田の本間家では、当主が代わり、最近のホームページ上で、「下川村の本間家から分かれた」という説が記載されているのだが、下川で続く本間家とは、何と私の父の実家のことなのだから実に興味深いことである。
さて、明日はTBSテレビ月曜ゴールデン映画として『おくりびと』が放映される。
『おくりびと』
(2008年TBS・セディックインターナショナル・松竹・電通ほか)
滝田洋二郎監督
本木雅弘 広末涼子
余貴美子 笹野高史
吉行和子 山田辰夫
峰岸徹 山崎努
楽団の解散でチェロ演奏家の道をあきらめた大悟は故郷の山形に戻る。
高給保証に惹かれて応募した先は遺体を棺に納める納棺の仕事だった。
アカデミー外国語映画賞。
藤沢周平の映画『たそがれ清兵衛』は時代劇だったが、現代劇である映画『おくりびと』でも、山形県の庄内地方が舞台となることは、何とも喜ばしいことである。
そして山形県鶴岡に、『鶴岡市立藤沢周平記念館』が4月29日開館するという。
ANAグループ機内誌『翼の王国』2010年4月号(通巻490号)によると、以下のような記述だ。
日本を代表する時代小説作家・藤沢周平は『暗殺の年輪』で直木賞を受賞し、『蝉しぐれ』『花のあと』『用心棒日月抄』など、数々の作品を生み出しました。
また、ふるさと鶴岡を書いたエッセイも多く、小説に登場する「海坂藩」は庄内地方をモデルにしたと言われています。
この春、藤沢周平の文学世界を紹介する「鶴岡市立藤沢周平記念館」が開館します。
直筆原稿、創作資料を通して作品を解説。
自宅書斎の再現、愛用品を展示し、作家の生涯を紹介します。
藤沢周平のふるさとである鶴岡・庄内の自然と歴史ある文化に触れながら、藤沢文学に親しんでみてはいかがでしょうか。
問合せ
鶴岡市立藤沢周平記念館
0235ー29ー1880
www.city.tsuruoka.lg.jp
山形県鶴岡市馬場町4ー6
羽田空港からANAを利用して、今から20年ほど前に私の伯父が整備対策委員長をつとめて開港した庄内空港より『庄内映画村』だけでなく、『鶴岡市立藤沢周平記念館』にも、是非行きたいものである。
そして何よりも父の実家が代々檀家の代表をつとめ、藤沢周平の『龍を見た男』の舞台となる曹洞宗総持寺派の善宝寺にある先祖の墓にも御参りがしたい。
そこには、父が子供の頃に亡くなってしまった祖父だけでなく、私が子供の頃に毎年冬になると上京し、私の面倒を見てくれていた祖母も静かに眠っているし、私が17歳の時に胃癌で亡くなった父の遺骨も分骨されているのだから・・・。
ぼくの一生は、「桜とと共にある!」という
想いを強くしています。
現在の住居のそばの公園では
いま、山桜が満開ですよ。
平地なのに咲いています。
駅方向へ歩いていきますと、なんと!
しだれ桜も満開でした。
ぼくが、かつて暮らした
葛飾の桜は、歌に書いたものですが…。
後に、ちょっと引っ越した水元では
溜池の近所が「桜土手」でした。
近年は区が整備して、素晴らしい桜並木道に
なっているんです。
ここにも古木が有り、ぼくは子供時代に
登って枝を折ったりして遊びました。
コメント、どうもありがとうございます。
私は、普段、携帯でブログを見たり書いたりしているため、パソコン画面で、今、先生のはてなダイアリーブログを見ることが出来ました。
(携帯の画面からだと、先生のブログへリンクすることが出来ませんので、パソコンを御持ちの方は、パソコンで先生のブログへリンクして見て下さいね!)
これからも、よろしくです。