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【漫画の匠】
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よろしくです。
今日の画像は、日本アニメーション【世界名作劇場初期5作品】日本アニメーション公認2000年記念200セット限定品のピンズになります。
第1作・「フランダースの犬」
1975.1.5~1975.12.28
リアルタイムで夢中になって観てました。
子供時代の私に、初めて生きるとは何か?人の運命とは?などをぼんやりと考えさせ、その後の人生観にも大きな影響を与えてくれた作品です。
第2作・「母をたずねて三千里」
1976.1.4~1976.12.26
「フランダースの犬」ラストの衝撃の寂しさは直ぐには抜けることなく、簡単にネロからマルコへ感情移入することが出来ませんでした。
話の暗さもあり、直ぐに脱落してしまいましたね!(笑)
第3作・「あらいぐまラスカル」
1977.1.2~1977.12.25
前作「母をたずねて三千里」と違って爽やかな始まり方、そして明るく前向きなストーリーでもあり、通して気楽に楽しんで観ておりました。(笑)
お話のラスト、ラスカルとの別れは、当時はあまり悲しく感じませんでしたね!なぜなら、ラスカルには友達もいる大自然に帰れたのですから。
第4作・「ペリーヌ物語」
1978.1.1~1978.12.31
「アルプスの少女ハイジ」の時は、幼かったので、女の子が主人公の話でも違和感を感じずに感情移入が出来ましたが、この頃にはもう女の子が主人公の話には興味がなく、最初からついて行けませんでした。(笑)
話の内容は、全然観ていなかったので、残念ながらいまだにどんな話なのか判りません。
第5作・「赤毛のアン」
1979.1.7~1979.12.30
主題歌の素晴らしさと、子供の頃に「赤毛のアン」の話を読んでいたのもあり、再び通して観ることになります。(笑)
この後、世界名作劇場を再びリアルタイムで熱心に観たのは、「小公女セーラ」ぐらいになってしまいますね!(笑)
そして最近私がはまっているのは、
【ロミオの青い空】
です。
『黒い兄弟』を原作に世界名作劇場シリーズの末期に作られたこのアニメ、最初は主題歌の素晴らしさに引き込まれてDVDをレンタルして観るようになってからそのあまりの素晴らしさに驚きました。
他の世界名作劇場に較べて作品の知名度の低さ、そして子供向きアニメ枠での放送、更に世界名作劇場シリーズの長期化による人気の低迷のためか、一般的にはまだあまり知られていないのだけが少し残念です。
けれども、子供の頃リアルタイムで観た世代の評価はずば抜けて高く、オジサンである私が現在観ても、世界名作劇場シリーズ屈指のクオリティーだと思います。
無人島へ世界名作劇場シリーズのDVDをふたつだけ持って行けるとしたら、私は、『フランダースの犬』と『ロミオの青い空』を持って行き、繰り返し観て暮らしたいと思います。
『フランダースの犬』は、どんな境遇や環境にあろうとも、夢を持ち努力を続けることの素晴らしさを子供の私に教えてくれました。
オジサンになってから観た『ロミオの青い空』は、自由と平等の素晴らしさと、子供の頃に抱いていた向上心、どんな境遇や環境にいようとも、努力して頑張って生きている少年達の素晴らしさを思い出させてくれたのです。
大人になって、夢を叶えられた人は、皆、努力して頑張って生きてきた人だけだと思われます。
子供の頃から、親に与えられた恵まれた環境で良い学校、良い大学へと進んできた人達も、社会に出て就職する際に自分の好きなことを仕事に出来るとは限りません。
才能と努力と一生懸命に頑張ること、そして健康な体と健全な精神があって、初めて夢を叶え、運も味方をしてくれるような気がします。
ブログをみていると、生まれ育った環境や境遇を言い訳とし、努力して頑張ることはせず、自らの不運、不幸は全て他人や社会のせいだとする匿名の暇な爺さん、オジサン、オバサン達がおりますが、全て人の運命とは因果応報であり自業自得なのではないでしょうか。
「なぜなら、神様はけっして真実をお忘れになることはないのだから。」
映画と漫画史研究家
本間正幸