ゲームソフトの週間販売本数からゲーム市場を分析する記事の第84回。
毎週のゲームソフトの販売本数を予想し、ポイントを競うYSO3の参加型企画【Y1】も毎週開催中!
--------------------------------------------------------------------------------
→最新のファミ通TOP30
※前作データ等はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。
※年間販売本数データ等はGEIMIN.NET様よりお借りし、独自集計。
※アニメディスクの販売枚数はアニメDVD・BD売り上げまとめwiki様よりお借りしています。
--------------------------------------------------------------------------------
■ピークは過ぎるも、根強い人気を誇る「初音ミク」シリーズ
今回の首位はPS3「初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- F」(11.4万本)。いつものようにシリーズの販売実績を掲載してみた。
※ダウンロード版は含まず
セガよりリリースされている「初音ミク」のリズムアクションゲームは、3DS「プロジェクトミライ」も含めて4機種で発売。直近の4タイトルはすべて機種が違いうので単純な比較がしにくいが、PSPの「-プロジェクトディーヴァ-2nd」をピークとして、以降は減少しているのは読み取れる。しかしVITA版の“完全版”となる今作でも初週10万本以上を販売しており、今後に完全新作が発売されれば、これ以上の本数を記録することになりそうだ。
■本体値下げと相次ぐ有力タイトルの発売でVITA市場は活性化
「初音ミク」に迫る初週本数となったのが2位のVITA「SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)」(10.6万本)。以下はVITAの初週本数TOP10のランキング。「ソウル・サクリファイス」は3位の初週本数となった。
※ダウンロード版は含まず
ハイライトしてあるのはVITA値下げ後に発売されたタイトル。まだ値下げから2週間だが、TOP10中4タイトルを占めている。VITA本体は前週に続いて6万台以上を販売したが、本体の値下げと有力タイトルの発売が相乗効果となり、市場が活性化していると言えそうだ。
■オリジナルタイトルでは3DSに迫る健闘を見せるVITA
今回の「ソウル・サクリファイス」はシリーズの続編や既存のキャラクターを用いていないオリジナルタイトルだが、ここで今世代の携帯ゲーム機(3DS・VITA)のオリジナルタイトルの初週本数ランキングを掲載してみた。
3DSの「ブレイブリーデフォルト」と「ファンタジーライフ」が他を圧倒しているが、ランクインしたタイトル数を見ると、3DS・VITAともに5タイトルずつで分け合った。ハード普及台数の圧倒的な差(現時点で3DSが累計1088万台、VITAが129万台)を考えると、VITAのオリジナルタイトルは健闘している言えそうだ。VITAのユーザーはシリーズの続編に限らず、未知数のオリジナルタイトルにもチャレンジする、いわゆるイノベーターやアーリーアダプター層が多いのは間違いないだろう。今後もVITAは、メーカーにとってもチャレンジできるハードとなっていくのではないだろうか。
【関連記事】
・【週刊ゲーム市場分析】ついに値下げのカードを切ったVITA、「6万台」は評価できるか?
・【週刊ゲーム市場分析】「7」も100万本突破、リメイク作品で空白を埋めて常に露出する「ドラクエ」シリーズ
・【週刊ゲーム市場分析】年末年始において同様の販売軌跡をたどった「どうぶつの森」2作品
・【週刊ゲーム市場分析】「デモンゲイズ」等が好発進、オリジナルタイトルではPSP以上の強さを見せるVITA
・【週刊ゲーム市場分析】Wii UはWiiの6割の販売推移、苦戦を強いられる“次世代ゲーム機”
・【週刊ゲーム市場分析】「ファンタジーライフ」は品薄が続く、3DSでも存在感を示したレベルファイブ
・【週刊ゲーム市場分析】2012年は縮小に転じるも、キャラクターゲーム市場ではなおも4割近いシェアを誇るPSP
・【週刊ゲーム市場分析】3DSが累計900万台突破、いずれやってくる「3DS LL」ユーザーがメインの時代
・【週刊ゲーム市場分析】Wii Uは初週で30.8万台を販売、歴代ハードとデータを比較してみた。
・【週刊ゲーム市場分析】「とびだせ どうぶつの森」が大きく牽引、DS最盛期をも凌ぐ勢いを見せた11月期の3DS
毎週のゲームソフトの販売本数を予想し、ポイントを競うYSO3の参加型企画【Y1】も毎週開催中!
--------------------------------------------------------------------------------
→最新のファミ通TOP30
※前作データ等はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。
※年間販売本数データ等はGEIMIN.NET様よりお借りし、独自集計。
※アニメディスクの販売枚数はアニメDVD・BD売り上げまとめwiki様よりお借りしています。
--------------------------------------------------------------------------------
■ピークは過ぎるも、根強い人気を誇る「初音ミク」シリーズ
今回の首位はPS3「初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- F」(11.4万本)。いつものようにシリーズの販売実績を掲載してみた。
※ダウンロード版は含まず
セガよりリリースされている「初音ミク」のリズムアクションゲームは、3DS「プロジェクトミライ」も含めて4機種で発売。直近の4タイトルはすべて機種が違いうので単純な比較がしにくいが、PSPの「-プロジェクトディーヴァ-2nd」をピークとして、以降は減少しているのは読み取れる。しかしVITA版の“完全版”となる今作でも初週10万本以上を販売しており、今後に完全新作が発売されれば、これ以上の本数を記録することになりそうだ。
■本体値下げと相次ぐ有力タイトルの発売でVITA市場は活性化
「初音ミク」に迫る初週本数となったのが2位のVITA「SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)」(10.6万本)。以下はVITAの初週本数TOP10のランキング。「ソウル・サクリファイス」は3位の初週本数となった。
※ダウンロード版は含まず
ハイライトしてあるのはVITA値下げ後に発売されたタイトル。まだ値下げから2週間だが、TOP10中4タイトルを占めている。VITA本体は前週に続いて6万台以上を販売したが、本体の値下げと有力タイトルの発売が相乗効果となり、市場が活性化していると言えそうだ。
■オリジナルタイトルでは3DSに迫る健闘を見せるVITA
今回の「ソウル・サクリファイス」はシリーズの続編や既存のキャラクターを用いていないオリジナルタイトルだが、ここで今世代の携帯ゲーム機(3DS・VITA)のオリジナルタイトルの初週本数ランキングを掲載してみた。
3DSの「ブレイブリーデフォルト」と「ファンタジーライフ」が他を圧倒しているが、ランクインしたタイトル数を見ると、3DS・VITAともに5タイトルずつで分け合った。ハード普及台数の圧倒的な差(現時点で3DSが累計1088万台、VITAが129万台)を考えると、VITAのオリジナルタイトルは健闘している言えそうだ。VITAのユーザーはシリーズの続編に限らず、未知数のオリジナルタイトルにもチャレンジする、いわゆるイノベーターやアーリーアダプター層が多いのは間違いないだろう。今後もVITAは、メーカーにとってもチャレンジできるハードとなっていくのではないだろうか。
【関連記事】
・【週刊ゲーム市場分析】ついに値下げのカードを切ったVITA、「6万台」は評価できるか?
・【週刊ゲーム市場分析】「7」も100万本突破、リメイク作品で空白を埋めて常に露出する「ドラクエ」シリーズ
・【週刊ゲーム市場分析】年末年始において同様の販売軌跡をたどった「どうぶつの森」2作品
・【週刊ゲーム市場分析】「デモンゲイズ」等が好発進、オリジナルタイトルではPSP以上の強さを見せるVITA
・【週刊ゲーム市場分析】Wii UはWiiの6割の販売推移、苦戦を強いられる“次世代ゲーム機”
・【週刊ゲーム市場分析】「ファンタジーライフ」は品薄が続く、3DSでも存在感を示したレベルファイブ
・【週刊ゲーム市場分析】2012年は縮小に転じるも、キャラクターゲーム市場ではなおも4割近いシェアを誇るPSP
・【週刊ゲーム市場分析】3DSが累計900万台突破、いずれやってくる「3DS LL」ユーザーがメインの時代
・【週刊ゲーム市場分析】Wii Uは初週で30.8万台を販売、歴代ハードとデータを比較してみた。
・【週刊ゲーム市場分析】「とびだせ どうぶつの森」が大きく牽引、DS最盛期をも凌ぐ勢いを見せた11月期の3DS