楽勝!ニューファイヤーズ

「楽しく!勝利を目指して!」静岡県焼津市を拠点とした女性ソフトボールチーム「ニューファイヤーズ」からのメッセージです。

明日の神話

2007年02月15日 21時50分35秒 | いろんな繋がり
 ちょうど一週間振りのお仕事です。ちゃんと社会復帰できてましたでしょうか・・・

 今日は少し趣向を変えまして。1月の下旬に行われた、焼津商工会女性会の新年会での講演会について紹介します。静岡福祉大学の学長さんが、「岡本太郎壁画の誘致から焼津の活性化を考える」というテーマでお話されました。岡本太郎さんの芸術の最高峰とも言われる壁画「明日の神話」ご存知ですか?そもそもは、メキシコオリンピック開催を機に、ホテルから依頼を受けたのが始まりだそうです。大阪万博の「太陽の塔」と対をなす作品として、地球の真反対の地に巨大壁画を残そうとしたが、そのホテルが倒産。壁画も行方不明になっていました。それが、2003年にメキシコで発見されて、その後日本で永久保存することになったのです。この壁画「明日の神話」の誘致先を今、募っていて、是非焼津に!というようなお話です(かなり簡略したので、詳しく知りたい人は直接私に聞いてね)。候補地を決定する条件として、以下の3つを挙げています。

1・壁画「明日の神話」が存在する“物語”を候補地が持っていること。
2・財団や個人での所有は認めず、一般市民がいつでも見られるようにすること。
3・太郎の壁画を歓迎する“市民の盛り上がり”があること。

実は、この絵の確か右端の方に、第五福竜丸が書いてあるのです。昭和29年に太平洋のビキニ環礁沖で被爆した第五福竜丸です。焼津ホテルさんのすぐ目の前に、被爆した第五福竜丸は停泊していたそうです。高さ5.5m、幅30mの「明日の神話」を誘致するための“物語”が、焼津にはあります。あとは市民の盛り上がりが必要(講演会を無料でたくさんやるとか)です。そのための文化力と、この絵を理解する力が必要であると学長は熱心に語りかけました。そして、今年の6月には誘致のための組織を立ち上げる予定ということです。今のところの候補地としては、吹田市、広島市、長崎市。114万都市の広島に、12万の焼津が勝てるのかと人数で考えるのではなく、理由づけがしっかり出来るかというポイントで考え、焼津の活性化を考えるうえでも、進めていきたい活動ではないかと思いました
 焼津には、自らが“盾”となって半世紀闘い続けてきた男、元漁労長の見崎吉男さんがいます。著書の中で次のような言葉を記しています。
「だれにだって
風の日も 雨の日も あらしの日だってあるさ
大切なのは 夢をしっかり抱きしめて
いのちいっぱい生きたか
波のように 何度も立ち上がったかだ」

※静岡福祉大学学長、加藤さんの用意してくださった資料を参考にさせていただきました
コメント
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