こんないい方は失礼かもしれないが、地震も原発も起きてしまったことを「誰の責任だ」と追及に時間をかけるなら、私は今の自分に何が出来るのかを考えたい。
なぜならば、心の回復作業の時に、「なぜ自分は親に愛されなかったのか?」と多くの時間を割いた。
けれども、それは私にはわからなかった。
逆に、私よりも親からいっぱい愛をもらっていたはずの弟が父親そっくりの「お父さん」になっていたことに驚いた。
自分の家庭が当たり前だと思ってしまえば、虐待の連鎖は止まらない。
けれど、私は「おかしい」と常に思っていたからこそ、妹を引き取った。
(・・・が抑圧的な育て方はしてしまった。)
なので、
連絡が当時不十分だったと何十年嘆いても、これから先の未来が明るくなるわけじゃない。
幸い生き残った側がどう生きていくのかが、生き残った人たちの使命なのではないかと私は考える。
直接私は被害にはあっていないし、津波の恐ろしさを体験したわけではない。
けれど、テレビに映っていたあの惨事が、記憶から消えたかというと、そんなことはない。
原発さえなければ・・・という被害だって少なくない。
天災の上に降りかかった「人災」であることに、私たちは意識を持って生きていく必要があると思うのだ。
じゃないとすれば、あの『自殺の練習』をさせられていたことを知りながら、放置した大人たちと何ら変わらない。
いじめによる自殺で何人の子どもが命を絶ったのだろう。
それでもなお、「学校にはいじめがない、しらなかった」とぼける教師たちは、政府の対応と似ている。
そもそも、今の大人が自分のしたことへの責任の取り方を学んでいないのだから、仕方がないのかもしれない。
さて・・・・。
嘆いても始まらないと思う私はこう考える。
今の現状からどうやって、前に進んでいくのか、どう安全な土地にしていくのかってことが大切なのではないかと、私は思う。
放射能の怖さを誰にでもわかりやすく語れるようになること。
怯えて暮らすのではなく、予防方法、放射線を体に取り入れない、ためないための食事の方法。
同じ線量がかかっているとすれば、有機農法で作られた物を食べること。
高くて手が届かなければ、産地を選ぶこと、
やむ負えず汚染地域のものしか手に入らないとすれば、野菜類は良く洗って食べること。
ミネラルの豊富な食品を取ること。
自然治癒力や、自然免疫力を高めるには、発酵食品を多く取ること。
具体的に言えば、味噌、醤油、酢、納豆、ぬか漬け、酒等
これらの発酵食品には、消化を助け、腸内環境を整える働きや、免疫力を高める効果を始め、肥満予防や、アレルギー症状の改善、抗ガン作用、生活習慣病の予防、アンチェンジング(anti-aging medicine)効果(つまりは簡単言うと老化を遅くする)など、幅広い、すぐれた働きがある。
私は、こういった生きるための術をしっかり出さないで、「報告書」なんて出しても意味がないと思うのだ。
私たちが生き延びるそして、私たちの子どもに「負の遺産」を残さない為に出来ることは、反原発を騒ぐのではなく、
止めてほしいと、お願いすることだと思う。
私の友人、私の子ども、そして生まれてくるであろう孫たちに、「かあちゃんたちは、頑張った、日本人ってすごいね、自分の国の為にだけじゃなく、他の国の為にも頑張ったんだよ」と語ってもらえるために、
切なる願いとして、大飯を止める。
泊は再稼働させない。
そうお願いしたい。
戦争じゃないのだから、
誰が死んでもおかしくないというのではないのだから、
原子力発電は、電気会社人でさえも逃げ出すくらい危険なものなのだから、
止めて欲しい。
地域の人には、その発電をとめるために、廃炉にするための会社を作って、仕事をしてもらったらいい。
危険だとわかっていても、食べるために、そこに残ると言うのであれば、そんな方法を模索してもらいたい。
ついでに「大間も」です。