こんにちは。
スタッフの千秋つむぎです。
「東北スイーツ物語」の山形編を担当させていただきました。
山形にはおいしいスイーツがいくつもありますが、
私は「からからせんべい」を元に物語を書きました。
からからせんべいを初めて手にしたのは小学生くらいだったかと思いますが、
そのときのことは今でもよく覚えています。
「何が出るんだろう?」とわくわくしながら、
一生懸命せんべいをわっていました。
実は父の車には、私が子どもの頃につけた「こけしのストラップ」が
今だに交通安全のお守りのようにぶらさがっています。
からからせんべいは、一人で中身を見るのはもちろんですが、
数人で一緒に見ると、より楽しい時間を過ごすことができるなと思っています。
お互いに何が出たかを見せ合って。
なので、からからせんべいを通して、新たな友情が育まれる優しい物語が書きたいと思いました。
主人公の花凛は、友達の気持ちを考えすぎて自分の気持ちに正直に行動することが苦手。
そんな花凛が、からからせんべいをパリッとわるように、
少しずつ自分の殻をやぶっていきます。
本作には、山形に実際にある水族館も登場します!
作中にも書いていますが、クラゲの展示は印象的でした。
ぜひ、からからせんべいと一緒に、物語を楽しんでいただけますと幸いです。