2020年も半年が過ぎようとしています。
すでにいくつかの賞の結果が発表になりました。そろそろ締め切りという賞もあります。
みちのく童話賞は、8月に募集要項を発表します。
私たちは童話作家を目指している方、これから童話を書いてみたい方を応援している団体です。その登竜門である賞への応募をする皆様へ、エールという気持ちで、その心得をお伝えしたいと考えました。数回に分けて、書きますね。
1 募集要項をよく読む。そして、その内容にきちんとそった応募をする。
自分は応募条件を満たしているか。
原稿用紙換算何枚以内とあったら、それを守る。数行ならオーバーしてもいいかなは、だめです。
名前や住所など、添えなければならない情報もその賞によって、少しずつ違います。
2 締め切りを守る。1日2日なら過ぎても受け付けてくれるかな? も、だめです。厳守です。
*原稿用紙換算7枚とかかれている場合と、2800字と、字数でかかれている場合があります。これ、同じなようで実は違います。2800字というのは、文字数ですから、原稿用紙にしたら、7枚とは限りません。10枚くらいに書いたものでも、3000字くらいとか、あります。なぜなら、改行によって、空白の部分ができるからです。
でも、私は2800字とあったら、原稿用紙7枚と考えてほしいなと思います。この場合、数行オーバーするくらいならいいでしょう(ここは、主催者によると思います。迷ったら、問い合わせを)。
よく、行間を描くという言い方をします。この空白の部分もまた、文字だと私は考えます。
2800字だからと、ぎっちり2800文字で応募された原稿は、きっとその空間のない、余白の感じられない物語になってしまっているのではないでしょうか。
これから締め切りがあるのは、新美南吉童話賞、北日本新聞児童文学賞、ちゅうでん児童文学賞、フレーベル物語新人賞、児童文学者協会長編新人賞、岩崎書店のジュニア冒険ファンタジー大賞などでしょうか? 長編が多いですね。短い童話の賞が、もっとあるといいなと思います。(ということで、みちのく童話賞は、7枚ですので、ぜひ今からたくさん書いて、準備をしてください)(お)