【速報】東北放送ラジオ「ロジャー大葉のラジオな気分」で8月10日(月)より3週間にわたり『みちのく妖怪ツアー 古民家ステイ編』(佐々木ひとみ・野泉マヤ・堀米薫 著/東京モノノケ絵)が朗読されることになりました!15:10~です。新作『ワークショップ編』ともどもよろしくお願いします<(_ _)>
(佐々木ひとみ・野泉マヤ・堀米薫)
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アナウンサーの声で、思いっきり怖い思いを味わいましょう。ぞぞぞ(お)
【速報】東北放送ラジオ「ロジャー大葉のラジオな気分」で8月10日(月)より3週間にわたり『みちのく妖怪ツアー 古民家ステイ編』(佐々木ひとみ・野泉マヤ・堀米薫 著/東京モノノケ絵)が朗読されることになりました!15:10~です。新作『ワークショップ編』ともどもよろしくお願いします<(_ _)>
(佐々木ひとみ・野泉マヤ・堀米薫)
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アナウンサーの声で、思いっきり怖い思いを味わいましょう。ぞぞぞ(お)
7月20日、宮城県在住の作家 佐々木ひとみ、野泉マヤ、堀米薫の三人で、新日本出版社より『みちのく妖怪ツアー ワークショップ編』を出版いたしました。
この作品は、2018年出版の『みちのく妖怪ツアー』、昨年出版の『みちのく妖怪ツアー 古民家ステイ編』に続く第三弾にあたります。シリーズ第1弾の出版にあたり、私たちはこんな文章を掲げました。
私たちが暮らす東北は、海の幸・山の幸の宝庫であると同時に、妖怪の宝庫でもあります。全国にその名を知られた妖怪から、地元でさえ知る人の少ない妖怪まで、多彩な妖怪が棲んでいます。
自然災害や大飢饉など、数々の困難を乗り越えてきた東北の人々にとって妖怪は、いつの時代も、怖いものであると同時に、心の拠り所となる大切な存在でもありました。そして、今もなおこの土地では、人と妖怪が共存し続けています。それぞれの土地の歴史や自然、人々の思いが反映された、〝土地の魂〟ともいえる「みちのくの妖怪たち」を全国の子どもたちに紹介したい。そんな思いから、この本は生まれました。
今、東北のみならず国全体の暮らしが厄災に脅かされています。さまざまなつながりが分断されつつある今、それぞれの〝土地の魂〟が大切なものをつなぎとめる力となってくれること、そして私たちが紡いだ東北の物語が疲弊した子どもたちの心を癒す何かしらの栄養になってくれることを願ってやみません。
今回の『ワークショップ編』では、東北に旅行に来た子どもたちがそれぞれの旅先で、郷土料理作りや伝統工芸品作りといったワークショップに参加します。
そこで何が起こるのか? どんな妖怪に出会うのか? ワークショップを主催する「みちのくエージェンシー」の目的は? 消えた子どもたちの行方は?
「みちのく」の奥深さとダークな味わいをご堪能いただければ幸いです。
この妖怪アンソロジーを通して、地元・東北の子どもたちが自分たちのふるさとを見直してくれること、さらに全国各地の子どもたちが東北に関心を持ってくれること。すぐには叶わなくても、この物語を心に留めて、いつかこの地に足を運んでくれることを、心から願っています。どうぞよろしくお願い申し上げます。 佐々木ひとみ・野泉マヤ・堀米薫
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1巻、2巻をお読みになっている方が多いと思います。ラストは「おおっ」となりますよ!(お)
最初に作品で何かを伝えたいと思う場合と、それが書いているうちにあとからはっきりしてくる場合があると思います。
テーマありきで書くか、あとから確認するか。
どっちがいいということはなく、その作者次第。
私はどちらかというと後者タイプ。ただ、この後者タイプは危険があります。結局何がいいたいのか、読者に伝わらない場合があるのです。書いているうちに、ああ私が書きたいのは、これだったんだと意識します。それを意識したら、こんどまた最初から「このテーマで、この書き方でいいのか?」を検証し、書き直すことが必要になります。つまりとても時間がかかるし、まどろっこしい。これまで書いたものの大半を壊すことにもなりかねません。
とくに、児童文学は子どもに向けてのものですから、その時期はともあれ、テーマはやはり意識したほうがいいと思います。
みちのく童話賞は、テーマを出します。そのテーマをどう消化していただけるか、楽しみです。
これまでは、応募要項のことや、原稿の書き方、著作権などについて書いてきました。
が、一番大事なのは、作品です。
魅力ある作品か。これまでにたような作品がちまたに出ていないか。つまり独自性があるか。
文章力。描写力。
これはもう、自分でなんとかするしかありません。(まるで、投げ出したようで、すみません。でも、そうなんです)でも、ひとりでうんうんやるだけではなく、学びも必要。
ハウツーものの本を読む(私も、もってます。これは、後日ご紹介しましょう)。
講座に出る。添削してもらう。合評会に出す。
作家の講演会を聴く。
どれも、いいと思います。私は添削はお願いしたことはありませんが、講座は一度出ました。公募で何回か入選したけれど、その次へ進めずにいたとき、突破口がほしくて。同様の気持ちで、「季節風」という同人誌に入会し、そこへ投稿、合評会に出るようになりました。(このあたりも、別の日にお話ししましょう)
作家さんの講演会には、近くであれば、なるべく行きました(これも、また後日。後日ばっかりで、すみません)
ただ、いえるのは、自分ががんばらなきゃ、いけないってこと。
感覚をとぎすまし、ひたすら作品と向かうしかありません。
ピアニスト、アスリート。どちらも、練習せずに本番に望むなどありえませんよね。文学だってそうです。日頃の鍛錬が大事。
さて、人間、新しい作品を次々に生み出せるものではありません。
童話賞がいくつもあるとき、1度落ちた作品を他の賞へ応募するのは、どうか?
まず、現在結果が出ていないものについては、NGです。もしも入選した場合には、取り消されるという憂き目にあいます。(同時応募は不可と書いてあるのが、多いですが、書いていなくても)
では、入選できなかったものの場合はどうか? これは、OKです(もし、応募要項に、これまでどこかへ応募した作品不可とあった場合は、NG)。賞にはカラーがあるので、Aではだめだったけど、Bでは入選ということは、まれにあります。まれにですが・・・。
私は、ありました。
書いて、気に入っている作品ならば、そのまま埋もれさせるのではなく、手をくわえて、他へ応募するのは、いいと思います。でも、闇雲にではなく、もう一度読み返し、推敲すべきでしょうね。
さて、皆さんは今ほとんどパソコンで書いているのではと思います。
でも、やはり全てではない。手書きで原稿用紙にこだわっている方もいらっしゃるでしょうか。
賞によりますが、ほとんどの賞は手書きでもOKとなっています。(みちのく童話賞もOKです)
ただ、手書きのほうが味があるとか、いうことは全くありません。
できれば、私はパソコンで書いて印字したもののほうがいいという考えです。パソコンをお持ちじゃない方は仕方がありませんが、これから長く書いていく方は、もう手書きの時代ではないと考えていたほうがいいのではないでしょうか。
もちろん、有名作家さんで、手書きの方もいらっしゃいます。でも、だいたいは、やりとりはメールでの添付。慣れたほうがいいです。
またパソコンで書く場合も、最終的に読み手が読みやすい書式にするという心がけも必要です。上下左右の余白、字数行数、合評会でも、たまに読みにくいものが送られてきます。
大事なのは内容。でも、形を整えるということも大事です。
応募要項で、必ず確認しておくべきなのは、受賞作品の著作権です。
著作権は、主催者に。
著作権は、著者に。
大きくは、この二つ。著作権が主催者にある場合、受賞して、表彰してもらっても、その後は作品をどう使われようが、文句は言えません。だって、著作権を放棄しているのですから。
もし、主催者がそれを本にして売って、すごく評判になっても、受賞したときの賞金以外作者には入りません。
私も、何作品かそういう形で著作権を持てていないものがあります。
ただ、そのうちのひとつの作品だけは、主催者側に交渉して、著作権をもどしていただきました。実はこれも可能です。好きな作品だったけど、あちら側は特にそれをどうしようという動きもない。だったら、自分で出版社に持ち込みたいと思ったのです。これ、まだどうなるかわかりませんが、がんばって書いた作品の可能性をつぶしたくないですからね。
著作権が主催者側にあるまま、あちらが電子での販売をしているものもあります。売れてるかどうか、わかりません。
なので、デビューを目指す段階にいる方には、著作権を放棄しなくてはならない賞はおすすめしません。でも、書き始めてまだ日の浅い方は、そういう賞への応募も、よしと思います。そこは、受賞したら、賞金だけと割り切って。
ちなみに、みちのく童話賞は、受賞作品の著作権は著者にあります。
このほか、出版権は主催者にというのもありますね。これは、主催が出版社だったときにはとくに、受賞したものの、他の出版社から出されたりというのは、困るので設定されているのだと思います。
曖昧でどうなのかな? と思った場合は、主催者へ問い合わせましょう。
著作権、大事です!(お)
これまで何作品書いているか、その数や頑張っている年数によって、様々ですが、
私の経験や友人達のことを見聞きしていると、やはり童話賞へ応募してから、デビューまではかなりの年数がかかっている方が多いように思います。
でも、その途中で、童話賞へ入選できたら、それはもう大変な励みになるわけです。
大賞は出版、そのほかは賞状や賞品だけ、なんていう賞もあります。その大賞以外にひっかかることも、次へのモチベーションにつながるわけです。次は必ず! と頑張る。
賞金をいただけたり、ホテルでの授賞式があったり(金屏風の前で表彰される!)、そんな経験も励みになります。
まだ書き始めたばかりの方の場合、とにかく目についた賞に応募してみたらいいと、私は思います。そこにたとえ、入選できなくても、入選した作品を目にすることができます。自分の作品はどこが足りなかったか。応募しないで読むのとは、違います。
そんなことをしながら、勉強して、出版を目指すようになった場合。
ここで、二つの道があります。
①受賞作イコール出版の賞に、しぼるか。
②数打ちゃあたる、方式でいくか。
これは、どっちとはっきりは言えないんですよね。私は②のほうでした。でも、何かの雑誌で①でやるべきと書かれているのも、見ました。
日中お仕事をされていて、時間のとれないかたは、①がいいでしょうね。
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さて、この2冊、スタッフ、佐々木ひとみさんと、田沢五月さんのデビュー作です。これは、新・童話の海という公募でしたが、現在はもうありません。中学年向け作品5、60枚の作品で応募できるのは、今、福島賞しかないので、残念です。
『ぼくとあいつのラストラン』は、椋鳩十賞もご受賞(こちらの賞もまたなくなりました)、その後「ゆずの葉ゆれて」というタイトルで映画にもなったんですよ!
先日もツイッターで、ニッサンの童話賞の話題になりましたが、ここで受賞経験があり、今作家として第一線で活躍されている方がけっこういて、盛り上がりました。(お)
童話賞へ応募するときというか、考えている場合、その賞の過去の受賞作、読みましょうね。
長く続いている賞の場合、全部はきついかもしれない。でも最低でも過去5年分くらいは読んでおきたいもの。
このレベルを書かないと、受賞はしないんだ。あれ、この作品あまり好きじゃないけど、受賞するんだな、など感想はまちまちです。
たとえば、岩崎書店の福島賞(これ、略称です)を読むと、SF童話賞なんだけど、案外ファンタジー寄りが多いなとも思います。すると、題材の切り口が広がるように思います。
私が受賞した、児童文学ファンタジー大賞は、HPから過去の受賞作と最終選考に残った作品全ての選考委員のコメントを読むことができます。ちょっとわかりにくいけど、ぜひ探してみてください。「ドーン」というところ。かなりの辛口コメントに、でも選考委員の先生達の姿勢が見えます。勉強になると思います。
短い作品だったら、書き写してみるのも、いいでしょうね。
童話作品で大事なことのひとつに、「絵になるか」というポイントもあります。そんなことを念頭に置いて読んでみるといいと思います。
おっ、これは、スタッフ野泉マヤさんのデビュー作。福島正実SF記念童話賞大賞受賞作です。
おいおい、私や他の方の公募のことも、お伝えしましょう。(お)