第2期は、2冊同時発売。12月4日予定です。
こわいは、こわいぞ(なんじゃそれ)。ほんとに怖いです。
『東北こわい物語』『東北スイーツ物語』
執筆者は、こわいが、もえぎ桃、ちばるりこ、みどりネコ、野泉マヤ、佐々木ひとみ、吉田桃子。
スイーツが、もえぎ桃、みどりネコ、田沢五月、千秋つむぎ、おしのともこ、吉田桃子。
豪華です。また後日タイトルや内容などお知らせしますね!
スイーツは、胸キュン。じんわり。
現在予約受付中です。どうぞよろしくお願いいたします!
第2期は、2冊同時発売。12月4日予定です。
こわいは、こわいぞ(なんじゃそれ)。ほんとに怖いです。
『東北こわい物語』『東北スイーツ物語』
執筆者は、こわいが、もえぎ桃、ちばるりこ、みどりネコ、野泉マヤ、佐々木ひとみ、吉田桃子。
スイーツが、もえぎ桃、みどりネコ、田沢五月、千秋つむぎ、おしのともこ、吉田桃子。
豪華です。また後日タイトルや内容などお知らせしますね!
スイーツは、胸キュン。じんわり。
現在予約受付中です。どうぞよろしくお願いいたします!
あかね書房から出た新刊『アゲイン アゲイン』です。
表紙の矢印がキーワード。
自分のことは自分で決めたい。いろんなことを親に決められてきた亜麻音は、ある日予定していたおばあちゃんち行きを、バーベキューに勝手に変更されて(パパが友達と会うため)、「逃げろ」と家を飛び出します。行った先は、学校をずっと休んでいる友達マリナちゃんちでした。
マリナちゃんは以前ゲーム好きだったのに、今はもうやってません。それは「自分で決めた」というマリナちゃん。でも学校に行くことは決めれずにいます。
そこで登場するのが、矢印。亜麻音はまずは、その矢印をバーベキューをする川の方へ向けます。パパに決められていくのではなく、自分で行くと決めるのです。マリナちゃん親子もいっしょに行くことにあります。
さて、自分で決めるのには、責任も伴います。決めたことの結果、うまくいかない場合、人の責任にはできません。
なんてことを小学生にも感じてもらえるように書きました。ぜひ、読んでいただきたいです!
こんにちは! スタッフの田沢五月です。
『東北ふしぎ物語』では、岩手の「ヤマセの中で見た町」を書きました。
私が生まれ育った町は、岩手県沿岸の小さな町です。
帰省する際には小高いところにある三陸鉄道の駅で降り、そこから15分ほど実家に向かって歩きます。道々、町の人たちに、「おかえりなさい」「いつまでいるの?」と声をかけてもらえるのも楽しい時間でした。
黒砂糖の香りが漂う菓子店のところで左に曲がり、旅館の角を右に曲がり、山際の道を少し進むと、実家の赤い屋根が見えてきます。
東日本大震災が起こったあの日、その町は姿を消しました。もう元のような町を見ることはできません。
「ヤマセの中で見た町」の舞台になった乃々花のおばあちゃんが住む町と私のふるさとの町は、似たところがあります。でも、ちょっと違います。沿岸のどの町にも通じるところがあるように書きました。
私は幼い頃、父から太平洋戦争の話を何度も聞かされました。でも、ずいぶん遠い昔のことだなと、思っていました。私が生まれるわずか十数年前のことなのに。
震災のことも、もしかしたら小学生の皆さんにとっては、ずいぶん昔のことのように感じるかもしれません。
このお話を読んで、乃々花と一緒に、ふしぎな体験をしてみませんか?(田沢五月)
こんにちは。スタッフの堀米薫です。今回「東北ふしぎ物語」では、生まれ故郷の福島県の「不思議」について書きました。
あらすじ:福島市に住む主人公の小学6年生しのぶは、一年前にお母さんをなくしてから元気がありません。そんなある日、しのぶあてに手紙が届きます。差出人は、何となくなったはずのお母さん。ドキドキしながら封をきると、手紙には「五色沼で待っている」と書いてありました。本当にお母さんは待っているのか。そんな思いを胸に五色沼を巡って歩き出すのです。皆様は裏磐梯にある五色沼は行ったことがありますか?この本の中に出てきますが、五色沼はたくさんある沼ごとに青や緑、白や赤など、不思議な色を見せてくれます。この不思議を生み出すものは、裏磐梯の爆発によって湖沼に溶けだした様様な火山性物質なんですね。私もこのお話を書くために五色沼を歩きましたが、とても素晴らしい景観でした。ぜひ、多くの方に五色沼に足をお運びいただき、沼の色の不思議を堪能してほしいです。また、このシリーズを読んで「東北に生まれて良かった」と思っていただければ幸いです(堀米薫)。
みちのく童話会スタッフの野泉マヤです。
『東北ふしぎ物語』で、宮城県の「渡り鳥のサンクチュアリ」を書きました。
昔は、日本全国で見られた渡り鳥のガンが、なぜ今は、東北とごく一部の地域でしか見られなくなったのか? それが、この物語の不思議です。
なぜ多くのガンたちは、越冬地として宮城県を選ぶのでしょう? もしも自分がガンだとしたら、と想像していただければと思います。
この物語を書くために、わたしはすごい人に取材をしました。呉地正行先生という、世界的なガンの研究者です。ラムサール賞、山階芳麿賞、環境大臣賞など、価値ある賞をいくつも受賞されています。そんな呉地先生は「ぼくは、ガンの僕です」とおっしゃるくらい、謙虚でガンが大好きな方です。
もともとわたしは、ガンの知識はほとんどなかったのですが、先生の話を聞いているうちにどんどんガンが好きになってきました。今では、冬の時期に「キャワ、キャワ」とマガンの鳴き声がすると、ベランダに飛びだすほどです。そして素早く、V字飛行するガンの群れを探し、ほれぼれとながめるようになりました。
実際、ガンという鳥の立ち姿や、一生懸命に飛ぶ姿には、なんともいえない可愛らしさがあり、見れば見るほど愛着を感じます。そんなガン達が、あと一カ月もすると宮城県にやってきます。わたしは、秋に初めてガンを見た日を「初かり記念日」としています。ガンは「かり」ともいいます。昔の急行「はつかり」は、ガンからきていたのですね。
さて、今年の初かり記念日はいつになるのか、今から待ちどおしいです。
こんにちは。みちのく童話会スタッフ、堀米薫です。
福島市で、今年は8月2日~4日まで開催される「福島わらじまつり」。
日本一の大きさを誇る「日本一の大わらじ」のパフォーマンスや、わらじ音頭のパレードなど、夏の福島市が楽しく賑やかに盛り上がります。
「わっしょい!」という物語の中で、主人公の小学生は「福島わらじまつり」が伝統ある「暁まいり」をもとに新しい祭りとして始まったこと、東日本大震災の発災直後の2011夏にも開催され、福島の人々を勇気づけたことを知っていきます。
祭りには、「元気でありますように」「豊作でありますように」といった、人々の祈りが込められています。
そして、祭りは私たちの絆を結んでくれます。
東北の熱い祭りはもうすぐ!
物語と一緒に、福島わらじまつりを楽しんでいただけますように!
(文責:堀米薫)福島市出身:「わっしょい!」執筆
こんにちは。みちのく童話会スタッフのもえぎ桃です。
いよいよ東北のお祭りが始まります!!!
青森ねぶた祭は曜日にかかわらず毎年8月2日~7日開催です。
今年は2日が金曜日と、お祭りが週末にかかるので最高に盛り上がりそうですね!
日程はこんな感じ。
8月2日・3日
19:00~ 子どもねぶたと大型ねぶた
8月4日~6日
18:45~ 大型ねぶた
8月7日
昼 大型ねぶた
19:15~21:00頃 第70回青森花火大会・ねぶた海上運行
ねぶたは珍しい夜のお祭りです。
私が執筆した「ねぶた流しの夜」は、7日「ねぶた海上運行」の夜のお話。
海の上をねぶたが流れていく幻想的な祭りのフィナーレです。
子どもの頃、「船に乗せたねぶたを燃やしながら海に流した」と聞いたことがあるのですが、調べても「燃やした」という事実は出てこず。私の記憶違いだったのかな?と長年疑問に思っています。
さて、私の母はよく「ねぶたが終われば青森の夏も終わる」と言っていました。
「ねぶた流しの夜」でも、主人公のお父さんがこのセリフを言っています。
暑いのは8月の初めまでで、あとは一気に秋、そして冬。
本当に夏は短くて、あっという間に過ぎ去っていくものでした。
今はびっくりするくらい暑くなって、エアコンがある家も珍しくなくなりましたが、それでもねぶたの乱舞には短い夏をとことん楽しもうというパワーを感じます。
「東北まつり物語」、よろしくお願いします。
こんにちは。みちのく童話会スタッフ、野泉マヤです。
これは、伝統野菜の継承をテーマとした物語です。
6年前、地元の加美町に伝わる「小瀬菜大根」の存在を知りました。そして当時、地元でこの野菜をつくっている、たった一人の方と出会いました。その方は、小瀬菜大根を絶やしたくないという想いで、毎年作付けし、種とりをされていました。それがきっかけで、わたしは小瀬菜大根の継承活動に関わるようになり、伝統野菜の価値を知ることとなりました。
大量生産された見栄えの良い野菜が、季節を問わずに流通するのが当たり前になっている現在、その当たり前に逆行するような伝統野菜を継承していくことは、簡単ではありません。毎年、まずは知ってもらう、食べてもらうという活動をしている中、この野菜の魅力を子供たちにも伝えたいと考えました。
そうして、実際の活動の様子を交えながら書いた物語がこの作品です。
わたし自身、子供の頃は野菜が嫌いでした。きっと子供たちの多くは、野菜に興味がないだろうと思います。でも、伝統野菜を育んできた日本の食文化や、地域の財産でもある固有の野菜について、ぜひとも知って欲しいと願っています。
お忙しいところ恐縮ですが、このような作品をご高覧いただければ幸いです。画家の丹治陽子先生が描いてくださった、小瀬菜大根の花畑や素敵な挿画の数々もご堪能ください。