この項目では 少し 唄も唄えるようになり 三味線も弾ける
ようになった節目として『名取』 『師範』の資格について
お話しします。
★『名取』 の資格について
入門○年以上とかの制約があるお稽古所もあるでしょうが、
一般的に『名取』は 比較的 取得しやすいようです。
何故ならば お師匠さんが所属している色々な団体主催の
端唄会に出演するのは『雅号』が必要になるからです。
本名では 出演できません。
上手だから・・出演できる・・というわけではなく 上手に
なる為に そういう場で唄う・演奏する・・訳です。
ですから ある程度の力があれば お師匠さんにその獅
お話してみてください。
名取料は 相場というものがあるのかどうか・・・
でもおよそ 30万円~100万円位で 幅があるようです。
ただ 師範の費用と合わせて・・ということも考えられますので
その辺は よくお聞きしてみましょう。
★『師範』の資格について
これに関しては 各会派で色々決め事があるように思います。
ですが 流派の歌唱・演奏を修得した・・・という事が 一つの
指針になりますので 課題曲を弾き唄い出来る事が 要因になる
のだと思います。
『師範』は 生徒さんを募集する事ができ、自分の会を開く事が
出来るわけです。
ですから 責任を持って教授できる能力を有した人に・・という
事になるでしょう。
名取料と同じく 相場がどうなのか・・と言われると 難しい
のですが 名取・師範合わせて 50万円~100万円が一般的な
気がします。
★『名取』『師範』を取得した後の流れは・・・
①まず お師匠さんの名前の1文字をいただいて命名します。
ここから初めて ”弟子”になります。
②一般的には お月謝が少しアップします。
(注)発表会や色々な会に出演させてもらえるようになります
ので 当然のことながら お稽古の時間も多くなります。
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美きえの場合は?
神社とかで名執式を行う流派もあるようですが ・・・
♪きみ榮師匠から 戴いた時は♪
そういう儀式は無く お免状と看板(表札のような物)
をいただき 1年に1度の発表会で 名取・師範披露をする
(紹介する)という感じでした。
その際に 名刺・名入り手拭いなどを作るように言われ
皆さんに ご挨拶致しました。
♪豊静榮師匠から 戴いた時は♪
まず お披露目をするにあたり 社中の方をご招待する事
から始まります。
ホテルなどの宴会場で 皆さんの前で”固めの杯”とでも
言うのでしょうか?そういう儀式をしました。
そして皆さんに楽しく歓談していただいて ご挨拶のお品
(記念品&引出物)を差し上げて これで 晴れて名取
(師範)です。
名取料の他に このご招待の費用が必要でした。
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この他に・・・気付いた事!
例えば師匠を お祝いの席などに ご招待する場合は 車代を
差し上げます。
これは 本来の車代の意味の他に 時間を割いていただく・・
という意味からです。
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