お稽古の前に・・・基礎編

和のお稽古は ちょっと 敷居が高いと思われる方に 予備知識として 私の経験を含め 書き綴っています
 

おまけ①・・・

2007-09-27 11:03:02 | その他
端唄や小唄は 歌舞伎やお芝居などの題材を元に 作られている
事が多いのですが 私自身も まだまだ未熟で発展途上です。
でも 少しでもわかっていることは 発信していきたいと
思います。

今日は 音の出るブログで 『玉川』をアップしましたが
そのおまけです(笑)

http://sasakimikie.seesaa.net/archives/20070927-1.html

<玉川>
 ♪ 玉川の水に晒せし 雪の肌 積もる口説のその中に
    とけし島田のもつれ髪 思い出さずに忘れずに
     また来る春を 待つぞえ

[解説]
 嘉永[1847~1854]の頃に出来たもの。
 玉川から引かれた水で産湯を使った事を誇る 江戸の
 女の恋を唄っているが、はかない境遇に身を置く哀しみと
 秘めた恋を主題にしているので曲調はしめやかである。

 雪の肌 :雪のように白く美しい肌
 口説  :口喧嘩 特に親密な男女の喧嘩

 ♪思い出さずに・・・
   の所は二代目高尾太夫が伊達網宗に送った文の一部

  伊達綱宗は独眼流政宗の孫である。
  裕福だった伊達家の財力を削る為に幕閣が 土木工事を
  命じた事から 三浦屋の高尾太夫を見初めるが 振られ
  通しである日 舟遊びの船中で高尾を吊るし責めに責めた
  挙句、切り殺してしまう。
  
  歌舞伎では
  『伽羅先代萩』(めいぼくせんだいはぎ) 
  『伊達競阿国戯場』(だてくらべおくにかぶき)

  端唄では
  『嘘と誠』 

さて ここからが 本題です。
ここに登場した 高尾太夫という遊女(三浦屋)は11代まで
いたそうです。
そして この他にも歌舞伎他に取り上げられた太夫は・・・
     ↓
夕霧(大阪)・・・ 『廓文章』通称『吉田屋』
揚巻(吉原)・・・『助六由縁江戸桜』      
紺屋高尾(吉原)・・・落語・・・年季が明け紺屋の女房になる
浦里(吉原)・・・『明烏夢泡雪』浦里と春日屋時次郎
          実在の人物は 蔦屋の遊女・三吉野と
          浅草伊賀屋の伊之助
桜姫(京白川)・・・『桜姫東文章』
十六夜(大磯)・・・『小袖曾我薊色縫』
八つ橋(吉原)・・・『籠釣瓶花街酔醒』

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第9回かもめ亭・・・

2007-09-22 11:45:03 | お仕事


演目は

柳家緑君   『狸の札』
林家たけ平  『紀州』
立川談修   『目黒のさんま』
三遊亭円窓  『鼓ヶ滝』
   中入り
柳家花緑   『二階ぞめき』
  
             でした。

楽屋入りした時にはすでに たけ平さんがいらしてましたが
とても如才ない雰囲気のお人柄に見えました。
今日は こはるさんが 談春師匠の会の為に お休みなので
出囃子や受け囃子を担当して下さるそうで ちょこっと打ち合わせ
方々お稽古をしていただきました。



その後は 花緑師匠のお弟子(前座)さんの緑君さんや 談修さんが
いらしたかと思うと 次回の出演者である吉坊さんや3月に出演した
初花さんも楽屋入りです(笑)

円窓師匠のお噺は じっくりと・・というものでしたし 花緑師匠は
明るい廓話で皆さんお楽しみのようでした(^_-)v


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明日はかもめ亭・・・

2007-09-20 08:49:29 | お仕事
■第9回 浜松町かもめ亭■



2007年9月21日(金)
 
出演 : 花緑・円窓・談修・たけ平

会場 : 浜松町文化放送メディアプラスホール 160席
料金 : 2500円
開演 : 19:00 (開場 18:30)


当日券もあると思いますので 是非お出かけ下さいませ。。
よろしくぅ(^o^)/お願い致します。


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新しい仲間・・・

2007-09-10 07:54:37 | ★番外編★お弟子さんの近況&メッセージ
8月の終わり カルチャースクールに 見学の方が見えました。

もうすぐ 10月期が始まるし 折込チラシも入ったので 
一足先に見学にいらしたのだな~と。。

一般的には 見学者は 全てが 初心者ではありませんから 
どの位までお稽古した方か 私の方も探り探りです。

先日お見えになった方(Sさん)は 他の方の お稽古している曲を
口ずさんでいました。
それで ご一緒に声を出して下さい・・と言いますと 唄ってます。

これはかなりの経験者かと 色々お聞きすると なんと 名取さん
にまでなられた方でした。
どうやら 同門系らしいのですが 事情があって そこを辞められ
もう 10年以上も経ってしまった・・という事でした。

まあ・・・その日は何事もなく帰られましたが 2日ほど経って
電話があり 10月からではなく すぐに始める事になりました。

元々 同門系でしたから 『日本橋きみ榮』師匠の弟子だった・・
という私のプロフィールを見て 興味を持っていただいたようでした。


そして 第1回のレッスンの日。。。

流石に名取さんなので お三味線の扱いや 知識は かなり
あるようです。
でも 細かい部分については 少し補足をさせていただきました。

・・・で 弾き始めると かなりいい感じです。
唄は・・というと こちらもかなりお上手です。
ただ 弾き唄いをしたいとの事でしたから それを円滑にする為の
コツを ちょっとだけ アドバイスしました。

それで 弾き唄い開始!!

なんと 何度か 引っ鰍ゥる所もありましたが ものの10分ほどで
見事に 弾き唄いが出来るようになりました。
ご本人も驚いていらしたけれど 以前にお稽古した 十数曲は
全て弾き唄いが出来るように したいと思います。 


Sさん 頑張って下さいね~~(^_-)v


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