先日 TV東京のお昼ごろ、
1989年の映画「バックマン家の人々」を放送していました。
スティーブ・マーティン メアリー・スティーンバーゲン
キアヌ・リーブス などなど、たくさんの人が出演。ロン・ハワード監督。
喜劇なのかと思うような家族劇でした。ちょこっと見たけれど
途中でやめられなくなりました。
大家族に起きるさまざまな出来事を通して、人の幸せを見つめています。
それは、さておき(前置きはさておき)
映画の終盤で、このバックマン家のおばあちゃんが突然言いました。
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「わたしは、おじいちゃんと19歳のときに、初めてジェットコースターに乗ったのよ。
上がったり、下がったり、それはもう楽しくて 刺激的。
ジェットコースターは大好きよ。
ジェットコースターに乗ると、本当にドキドキするの。
でもそのスピードが怖くて、ジェットコースタが 嫌いで乗れない人だっているの。
その人たちは、回転木馬に乗るのよ。
同じ高さで、ぐるぐると回転するの。 いつまでも回っているの。とても安心。
ジェットコースターは怖いけれど、
でも、わたしは、ジェットコースターに乗るのが大好きなの。」
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おばあちゃん、なんで昔の遊園地の話するの、といぶかる主人公(ややおとぼけ)に
なんて頭のいいおばあちゃんなの、と主人公の妻はいいました。
上がり下がりがあって、変化のある人生。
楽しみましょう。
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とてもハッピーなお話でした。
そして、ギャングに借金をして身の危険を感じている末息子のために
借金の肩代わりをする父。
退職をして悠々自適で暮そうと思っていた計画を取りやめて
またしばらく働く事に。末息子もそこでいっしょに真面目に働くように諭しました。
「そうするよ、でも、その前に南米の先物取引の話がある、ちょっと2~3ヶ月、様子を見てくるよ、それから働くから。」
南米へ行くお金を貸して! という末息子に、あきらめの様子でOKをする父。
やっぱり、この子は変わらないんだなぁ。しかし、子どもは子ども。こんな子どもに育てたのは自分だ。。。。と黙って見送る姿に、本当にせつない気持ちになりました。
親はいつだって、孤独で哀しいもの。
そんな味付けもなされていました。