紅霞後宮物語 第零幕の最終巻『六、追憶の祝歌』は、関小玉が将軍となってから後宮入りして皇后になるまでのエピソードで、本編の第一幕へ繋がります。
信頼できる部下に恵まれ、女性初の将軍となり、しみじみ「嫁き遅れた」と感じていたところ、部下の文林とふたりとも結婚適齢期を過ぎて相手がいなかったら結婚しようか、という話になり、「きっと楽しいわよ」とのんきに笑い合ってましたが、文林がいきなり出勤してこなくなり、しばらくして世継ぎの告知の中に彼の名を発見することになります。
本編でも回想として部分的には明かされていた前日譚が、ここですべて明らかになります。
時系列の空白を埋めるようなものなので、なるほどと納得できるだけで、ストーリー自体の面白さはあまりないかもしれません。