暑くて寒くて、予知能力

おとといあたりから、急に「寒い」状態になり、さすがのわたしもまんまる寝姿。
なになに、このへんな気候。

おかあさんは身体がおかしい、と言って、きのうは一日わたしと争奪戦の末、おふとんで寝ていました。
頭痛がしてきた、ふらふらする、だるい、微熱もある、云々・・・。
とありとあらゆる症状を述べて、近くのお薬屋さんに（今まで一度も行ってみたことがなかった、怖くて）葛根湯なるお薬を求めに出かけたようでした。

お薬屋さんのオクサマが丁寧に説明なさる・・・。
ハイハイ、わかっております、いつも飲んでおります故、などとは言えず、一通り説明を聞いて這うように帰ってきたおかあさん。

おふとん争奪がわたしと始まり、根負けしてわたしが譲ってあげた。
「ココちゃん、ありがとね～」
もともと、おかあさんのおふとんなんだから、そんなに気をつかわないでよ。

それより、わたしは気になる。
本棚と洋服ダンスが並んでるんだけど、その方向を向いて最近何だか鳴きたくなるの。
そして、おかあさんの目をジッと見て鳴きたくなるの。

「もしかして、ココちゃん、それって地震予知なの？」
「いつ起こるの？どこが震源地？」
などとおかあさんは質問攻めにしています。

また巨大な地震が来たらたんすの下にだけはなるまいと思ったおかあさんは、
「明日、突っ張り棒を買ってこようかな」とひとりごと。

そういえば、前のおうちでは、食器棚と本棚とやや低めのたんすは金具で留めてあって、２階の重いたんすは突っ張り棒をしておいたから、あの３月の震災では何も倒れなかったらしい。
そうよ、おかあさん、このおうちでも家具は固定しておいてね。
今のところ、食器棚だけ突っ張り棒してあるけどね。