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ナブッコ  CITTADINO 歌劇団オーケストラ

2006-02-07 | 国内オペラ・演奏会
僅か2千円のチケット代・・期待もせず、観に行き想定外の好演でした

アビガイッレ 生野やよい この方が凄いですね、一声が低音声域がアルト?メゾ?と思うほど、切れ味鋭い声域が、声幅の広さが驚きであった・・

ヴェルディの特色かな行進曲風な旋律、鼓舞する旋律、民衆の叫び、繰り返しのリズム感・・歌其の物に、華があり それに応えた歌手陣の健闘が・・

歌・アリアの博覧会で、実に面白いオペラ・ナブッコである
合唱曲も聴き慣れた旋律もあり・・疲れを感じさせない・・
 
  一神教の風土と宗教対立・・神を祭り上げる筋書きが底辺に?
  最近のイスラムとの・・対立が浮かぶ・・何百年と・・

ティトット指揮が 的確な解釈と、オケ 歌手陣への統制力に長け
良い舞台を創り上げた

 合唱の動きがアマでは、視覚的には求めるほうが、酷かな 演出をしなかった??
昨年の藤澤オペラのアマ合唱には驚きと感動があったが・・今回の合唱は?

 聴衆の聞く態勢悪し・・合唱関係者、友人関係??演奏中話声が多すぎ、
集中力の無い方々が多く特に1幕中は酷過ぎである・・チケットの安さが一因では??
ある程度高いチケット代で聴衆を選別できますね・・マナーの悪さが残念であった。
 上質の演奏・オペラで、上質の聴衆が育ちえると思いますが育っていない?

指揮 マルコ・ティトット     CITTADINO 歌劇団オーケストラ

ナブッコ 細岡雅哉    アビガイッレ 生野やよい  
ザッカリーア 金子 宏  イズマエーレ 大澤一彰
フェネーナ 村本麻美  アブダッロ 西村 悟
ベルの大司教  大澤恒夫
アンナ 福田礼美
  ナブッコ(スタント)金子亮平
フェネーナ(アンダースタディ)菅田真美絵
          文京シビックホール 1F25-12 2千円 安い
<ストーリー>
 紀元前6世紀。
 神殿の中、バビロニアの攻撃に怯えるヘブライの人々に、ユダヤ教の祭祀長ザッカリーアは、バビロニアの王ナブッコの娘フェネーナを人質にとっているから安心するようにと語りかける。そこへ、ナブッコの腹違いの娘アビガイッレがバビロニア軍を率いて現れる。アビガイッレは、ユダヤ王の甥イズマエーレを愛しており、自分を愛してくれるならヘブライの人々を助けることを提案するが、フェネーナを愛しているイズマエーレはこの提案を拒絶する。
 神殿に攻め込んできたナブッコに対し、ザッカリーアはフェネーナに剣を突きつけるが、イズマエーレに阻まれる。ザッカリーアの行為に激怒したナブッコは、神殿に火を放つように命令し、ヘブライの人々をバビロニアに連れて帰る。
 勝利に思い上がったナブッコは「私はもはや王ではなく神だ」と宣言するが、その頭上に雷が落ち、気を失ってしまう。その隙に、自分が奴隷の娘であることを知り復讐を狙うアビガイッレは、王位を奪うことに成功する。
 王位についたアビガイッレは、錯乱状態のままのナブッコにヘブライ人を処刑する文書に署名させる。しかし、処刑されるヘブライ人の中にフェネーナが含まれていることを知ったナブッコは、処刑をやめるようアビガイッレに求めるが拒否され、監禁されてしまう。ようやく正気に戻ったナブッコは、ユダヤ教の神に許しを請い、救出に来た兵士たちとともに処刑場に向かう。
ナブッコ、フェネーナ、そしてアビガイッレの運命は…

●公演のご案内
 日時:平成18年2月5日(日)午後2時
 会場:文京シビックホール 大ホール 2千円 1F25-12 安い
 演目:ヴェルディ作曲「ナブッコ」《全4幕》原語上演/


フランコ酒井さんのHPから・・

 佐藤美枝子の『幻想のルチア』・・水戸芸術館

2006-02-07 | 藤村実穂子、大隅 智佳子・日比野幸
 夜の女王: 佐藤 美枝子  
29日 新国立で 凄いコロラトゥーラを聴き、4日後・・狂乱,壮絶な歌唱が・・
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 愛の喜び、幸せ、 にじむ喜び の歌唱、演技が
 愛が悲しみへ・・・・絶望的な、悲しみ の歌唱、演技が
 氣が狂い、一途に思い、慕う、あの人へ・・純真な心が・・
 その世界で結ばれる・・幻想の世界へ・・その世界は死であり、愛であり、夢であり
 
 この心理描写 喜び 絶望 狂い・・昇華して愛する人と結ばれる・・
微妙な心理描写を、性格女優であり、性格歌唱を 歌い上げた・・

美枝子さん 今のルチアを歌い上げる、年を重ねるごとに、どのように変化,成長していくルチアに成るので有ろうか。

小空間の良さが ソプラノとテノール ピアノ演奏でオペラが成立するとは、
 ピアノが上手い 歌心有り・・的確な旋律が 気持ち良く・・
 実に上手いピアノ演奏でしたね・・
ピアノ伴奏、演奏 河原忠之・・伝統的なイタリア・オペラの音楽表現だけにとどまらず,発声法、ディクションなど幅広い・・コレペティトゥールとして活躍中

畑中良輔企画による人気シリーズ「オペラの花束をあなたへ」、
今回は佐藤美枝子主演による『幻想のルチア』です。
透きとおる美声と輝かしいコロラトゥーラで聴衆を魅了する
名ソプラノ・佐藤美枝子がもっとも得意とするオペラ、
ドニゼッティ作曲<ランメルモールのルチア>をハイライトで

ドニゼッティの<ランメルモールのルチア>は、
愛のもつれから狂乱へといたるルチアの悲劇を綴ったオペラ。
19世紀前半に流行した、いわゆる「ベルカント・オペラ」の一つで、
"あたりは沈黙にとざされ" "もえる吐息はそよ風にのって"
"あの人の優しい声が"(狂乱の場)など、数々の名旋律に彩られて
います。

注目の若手テノール・望月哲也、
オペラを知り尽くしたピアニスト・河原忠之が共演。
さらに気鋭の演出家・岩田達宗が、
キャストの表情やステージでの出来事が手に取るようにわかる
水戸芸術館コンサートホールATMの親密な空間を用いて、
狂乱にいたるほかなかったルチアの心象を克明に描きます。

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オペラの花束をあなたへ 17
佐藤美枝子の『幻想のルチア』
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ドニゼッティ:歌劇 <ランメルモールのルチア> ハイライト
(イタリア語上演・日本語字幕付き・ピアノ伴奏)

日時:2006年 2月 3日(金)18:00開場 18:30開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
企画:畑中良輔
出演:佐藤美枝子(ソプラノ/ルチア)華◎ 
望月哲也(テノール/エドガルド)○
河原忠之(ピアノ/エンリーコ)◎
演出:岩田達宗      :4,000円・安い 交通費7千円・ホテル4980円

五嶋みどりさん財団、教員役の音楽家ら待遇改善・・

2006-02-07 | 音楽鑑賞 感想・指揮者と
 弟の龍君 リサイタル を 6月から7月にかけ 行いますね・・
 横浜みなとみらいホール 大ホール 【所在地:神奈川県】
6/30(金)19:00  
サントリーホール(大) 【所在地:東京都】
7/3(月)19:00
リリア・メインホール 【所在地:埼玉県】
7/4(火)19:00  
サントリーホール(大) 【所在地:東京都】
7/6(木)19:00  
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五嶋みどりさん財団、教員役の音楽家ら待遇改善求めスト
2006年02月06日00時32分

 世界で活躍するバイオリニスト五嶋みどりさんがニューヨークで92年に設立し、本物の音楽に接する機会の少ない地元の小学校や養護学校へ音楽家を教員役として派遣してきた非営利の教育財団「ミドリ・アンド・フレンズ」が困難に直面している。音楽家たちが待遇改善を求めてストに突入、音楽の授業ができない状態になっている。

 同財団によると、04年から05年にかけて、33の公立学校に26人の音楽家を派遣、7800人の子どもが「音探し」「コンサート」「音楽づくり」や放課後の活動に参加した。学校が一部の費用を負担するほかは、プログラムは財団への寄付を中心にまかなわれる。

 教員役の音楽家は1月19日にストに入ってから、マンハッタンの財団の外でピケを張り、通行人に賛同を呼びかけている。全員がアメリカ音楽家連盟の地方組織に加盟する組合員で、初任給が7年間以上にわたって1時限あたり40ドルに据え置かれていると主張、「子どもに音楽を届ける私たちが尊敬されないのでは、大きな矛盾、偽善だ」と話す。
 これに対し財団は年金や健康保険への拠出を考慮すると、音楽家は年約20%の増収になっているとしている。10カ月の交渉をへてスト直前には7.5%の初任給増を提案したが、組合は拒否。双方の主張は平行線のままだ。

 理事長の五嶋さんは「大変残念なこととしか言いようがない。冷静に話し合いを速やかに行い、膠着(こうちゃく)状態が一日も早く解決されるべきだと思う」と話している。