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7日 トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番他

2010-04-11 | 外来指揮者・ウィーンフィル・交響楽団
 7日トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン    1F・12-29・5500円・安い

 年一度が楽しみな、マスター・プレイヤーズ,ウィーン ですが、
今回も音楽のキーワードが 美 美 美 を感じさせた・・音楽は美しい ・・至福の時間でした
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番・・若干19歳の時の作曲とか・・何故、この様な美しい曲想が湧き出るのであろうか・・2楽章が特に美しい・・
 ウェーバー:クラリネット小協奏曲も、女性声楽を聴いている様で、音の流れがよどみないクラリネットの演奏ですね・・ 
 ベートーヴェン:交響曲第4番・・最近京都響で聴きましたが、今回僅か30名と小編成演奏ですが、木管の歌、主張が際立って上手い奏者が・・弦の弾きこみも快活、陰陽、音楽の呼吸感と素晴らしい・・ 

ウィーン・プレミアム・コンサート
曲目
メンデルスゾーン1809-1847:序曲『フィンガルの洞窟』 op.26・1830
モーツァルト1756-1791:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K219 「トルコ風」
ウェーバー1786-1826:クラリネット小協奏曲 変ホ長調 op.26・1811
ベートーヴェン1770-1827:交響曲第4番 変ロ長調 op.60・1806
出演 フォルクハルト・シュトイデ(Vn)、ペーター・シュミードル(Cl)
アンコール
.シュトラウスⅡ :トリッチ・トラッチ・ポルカ op.214
メンバーHP

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 サイトウキネンHPから・・・小澤氏、日本公演ウィーンフィルの指揮降板です
<小澤征爾総監督からのコメント>
  年のはじめには、私の病気のことで皆様にご心配とご迷惑をおかけし
  大変申し訳ありませんでした。お陰様で治療は順調に進み、現在体力
  回復に努めております。ただ主治医のアドバイスに従い、これからの
  約半年間のスケジュールのうち、8月のサイトウ・キネン・フェステ
  ィバル松本のオペラ公演と
10月中旬から始まるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の
ヨーロッパでの一連の公演、及び同楽団との日本ツアーでの指揮を
断念しなければならなくなりました。
  サイトウ・キネン・フェスティバル松本に関しては、オーケストラ・
  コンサートとオペラ公演の両方を指揮するのは
  体力的にまだ難しいだろう、またウィーン・フィルハーモニー管弦楽
  団の公演・ツアーに関しては、移動が多く、特に長時間の飛行機での
  移動はこの段階ではまだ控えた方がよいだろう、という主治医の意見
  に従ったものです。
  皆様にはまたご心配とご迷惑をおかけしてしまい本当に申し訳ありま
  せん。私自身も大変残念ではありますが、ここは主治医の指示に従い
  万全を期したいと思います。              
                           2010年4月9日
                             小澤征爾
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1 2010フェスティバルの概要
 (1)日程 8月10日(火)~9月9日(木)31日間(公式公演17)
 (2)R.シュトラウス/オペラ「サロメ」 
                  4公演(会場:まつもと市民芸術館)   
   ・日程:8月22日・25日・28日・30日
・演出:フランチェスカ・ザンベロ
   ・指揮:未定   
    ・演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
 (3)オーケストラコンサート
 <Bプログラム> 2公演(会場:長野県松本文化会館)
・日程:9月5日・6日
   ・曲目:ベルリオーズ/幻想交響曲 他
   ・演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
    ・指揮:小澤征爾 
      <Cプログラム> 2公演(会場:長野県松本文化会館)
   ・日程:9月8日・9日
   ・曲目:ブラームス/交響曲第1番 他
   ・演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
    ・指揮:小澤征爾 
    ※上記の他、指揮者に山田和樹を迎えてのオーケストラ<Aプログラム>、
ロバート・マン「スペシャルコンサート」、武満徹メモリアルコンサート、
ふれあいコンサート等を開催する予定です。
2 チケット発売 
   6月27日(日)午前10時(予定) ※詳細調整中小沢征爾さん9月復帰、VPO公演はキャンセル(読売新聞) - goo ニュース

4日 ワーグナー:パルジファル :ブルクハルト・フリッツ  ・クンドリ・ミヒャエラ・シュスター

2010-04-11 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・
4月4日 上野・文化会館HP             3F・L3-3・6,000円・安い
                     壁側端の席で、靴脱いで聞いてました・・楽

 2幕の二重唱が白眉ですねパルジファル:ブルクハルト・フリッツ、クンドリ:ミヒャエラ・シュスターの声質、歌唱と好みでした・・歌手の世界は広い、最近の新国立の題名役とソプラノより、此方が好みですね・・1幕がやはり120分弱と長い・・合唱が使われ音楽自体に変化があり、退屈はしないのですが、1、3幕と音楽の流れが平坦で・・ウトウトでした・・
 好みでですがN響の弦は薄い感じが、コントラバスは結構効いてましたが・・合唱は場面ごとに入退場を繰り返して若干めざわりかな・・下手な演出より、演奏会形式の方が歌唱に集中でき様で良かった・・

パルジファル
4月2日(金) 17:00開演(16:00開場)  4日 15時5分ー20時15分(二度休憩)
演目 ワーグナー:舞台神聖祝典劇「パルジファル」
(演奏会形式・全3幕・原語(ドイツ語)上演・字幕付)
指揮 ウルフ・シルマー
出演
パルジファル:ブルクハルト・フリッツ 
クンドリ(ソプラノ) 呪われた女。クリングゾルの手先となる。:ミヒャエラ・シュスター音源
アムフォルタス:フランツ・グルントヘーバー グルネマンツ:ペーター・ローズ
クリングゾル:シム・インスン   ティトゥレル:小鉄和広
聖杯騎士:渡邉澄晃、山下浩司
侍童:岩田真奈、小林由佳、片寄純也、加藤太朗
魔法の乙女たち花の乙女たち6人(ソプラノ、アルト)
:藤田美奈子、坂井田真実子、田村由貴絵、
中島寿美枝、渡邊 史、吉田 静
アルトの声:富岡明子
主な登場人物 ]
パルジファル(テノール) 無垢で愚かな若者として登場し、
パルジファルの名前は劇中で明らかにされる。
グルネマンツ(バス) モンサルヴァート城の老騎士。のちに隠者。
アンフォルタス(バリトン) モンサルヴァート城の王。聖杯を守る。
クンドリ(ソプラノ) 呪われた女。クリングゾルの手先となる。
クリングゾル(バリトン) 魔法使い。
ティトゥレル(バス) アンフォルタスの父。先王。
聖杯守護の騎士2人(テノール、バス)
小姓4人(ソプラノ2、テノール2)
楽器編成
フルート3、オーボエ3、イングリッシュホルン、クラリネット3、バスクラリネット、ファゴット3、コントラファゴット、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ、ティンパニ2人(2対)、ハープ2、弦5部(16型)
舞台裏に鐘6個、トランペット6、トロンボーン6、中太鼓、サンダーシート
『ニーベルングの指環』以来の4管編成の跡が残っている。
演奏時間
全曲約4時間半(各幕120分、70分、80分)。しかし指揮者による変動が非常に大きく、3時間40分未満から4時間40分を遥かに超える指揮者までいろいろある。カットの場合はこれに当たらないので記さない。また録音・録画や上演への鑑賞などのために便宜的に長いほうの演奏時間を記しておく。
演奏 NHK交響楽団
合唱 東京オペラシンガーズ、東京少年少女合唱隊(児童合唱)
 拝見している、ブログ・・
棟梁日誌
さまよえる歌人日記HP
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5日 サントリーホール               1F6-19・4000円・安い
第40回サントリー音楽賞受賞記念コンサート
         小山由美(M-s)・・・

10月10日・16日・びわ湖ホールホールHPで 
    トリスタン・ジョン・チャールズ・ピアースとイゾルデ ・小山由美・・聴きたくなりました
曲目
ワーグナー:楽劇『ワルキューレ』から・・08年2月フリッカ・小山由美が素晴らしい歌唱が・ワルキューレ
R.シュトラウス:オペラ『カプリッチオ』から前奏曲 ・・・初見で弦が奏でる・・旋律が美しい・・
ツェムリンスキー:メーテルリンクの詩による6つの歌 op.13  
ワーグナー:舞台神聖祭典劇『パルジファル』から
クンドリ・小山由美 パルジファル成田勝美(T) ・・二日連続で聞かせどころを聴きました
小山さん、理知的な表現かな?・・
 アンコール
R.シュトラウス :献呈

指揮 飯守泰次郎 出演 成田勝美(T)
演奏 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団  

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ワーグナーヴォルフガング・ワーグナーを悼む:本来のバイロイトを読み直しで…=梅津時比古
 ◇本来のバイロイトを読み直しで取り戻す
 ほおを真っ赤にして、ヴォルフガング・ワーグナーは私にまくしたてた。圧倒されながらも、祖父で作曲家のリヒャルト・ワーグナーが論争するときもこのような感じだったのだろうと、歴史を見ている気持ちになった。1989年、ヴォルフガングが東京・東急文化村のオープニング公演としてワーグナーの「タンホイザー」を演出するために来日したときである。・・・・
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第1幕
前奏曲。グルネマンツと小姓たちが傷の治療のために湖へ向かう王を待っているところへ、クンドリが現れ、アンフォルタス王の薬を託す。かつてアンフォルタスはクンドリに誘惑され、聖槍を奪われて傷つけられていた。癒えない傷口からは、絶えず血が流れ出し、罪の意識を伴ってアンフォルタスを苦しめた。グルネマンツは魔法使いクリングゾルの邪悪と、王を救うための神託について語る。神託とは、「共苦して知に至る、汚れなき愚者を待て」というものであった。そこへ、湖の白鳥を射落とした若者が引っ立てられてくる。グルネマンツはこの若者こそ神託の顕現ではないかと期待し、若者を連れて城へ向かう。城内の礼拝堂で、聖杯の儀式が執り行われる。しかし、傷ついているアンフォルタスにとって、儀式は苦悩を増すものでしかない。官能への憧れと罪への苦痛、死への願望がアンフォルタスを襲う。先王ティトゥレルの促しによって、聖杯が開帳される。しかし、若者は茫然として立ちつくすばかり。グルネマンツは失望して若者を追い立てる。
第2幕
短い前奏曲。クリングゾルの魔の城。クリングゾルの呼びかけに応じてクンドリが目覚める。クリングゾルはクンドリに、魔の城に侵入した若者を誘惑し堕落させるように命じる。クンドリは抵抗するが、結局言いなりになるしかない。若者は襲いかかってくる兵士たちをなぎ倒して進むうち、クリングゾルの魔法によって、あたりは花園になる。花の乙女たちが無邪気に舞いながら若者を誘う。やがてクンドリが「パルジファル!」と呼びかけ、初めて若者の名が明かされる。クンドリはパルジファルの母親の愛を語り、接吻する。ところが、この接吻によって、パルジファルは知を得て、アンフォルタスの苦悩を自分のものとする。なおもクンドリはバルジファルに迫り、クンドリの呪われた過去も明らかになる。しかし、パルジファルはこれを退ける。誘惑に失敗したと悟ったクリングゾルが現れ、聖槍をパルジファルめがけて投げつける。聖槍はパルジファルの頭上で静止し、パルジファルがそれをつかんで十字を切ると、魔法が解け、城は崩壊して花園は荒野と化す。
・・・・・・・・・・・

クンドリの声
ここにいて パルジファル!悦びと救いがふふたつなながら あなたを待ち受けています
恋人 気どりのねんねんたち さあ その人から離れなさい はかなく 萎れる花たちよ
この人は お前たちの遊び相手ではない 家に帰って傷の手当てをしてあげなさい
おおぜいの勇士たちが 寂しく帰りを待っているのよ

 パルジファル・・これは いったいーー夢なのか?・・名無しの僕を呼んだのは 君か?

クンドリ
愚かな けがれを知らぬ人 「ファル・パルジ」--あなたを呼んだのは私よ
かがれなき愚者「パルジハル」と アラビアの地で息を引き取るときに あなたの父ガムテットは息子にそう呼びかけた 母の胎内に宿った愛児に この名を贈って今生の別れを告げたのよ
それを知らせようと ここであなたを待ち受けていたの
あなたも それが知りたくてきたんでしょう

パルジファル
こんなこと 夢にも現にも見たことがない なんだか不安で胸がつまりそうだ
君も この花園から咲き出たの?

クンドリ
いいえ パルジファル 本当は何も知らないのね
私の故郷は はるかーーはるかーー遠い国
あなたに見つけてもらおうと ここで待ち受けていただけ 
遠い国から来た私は そこでいろんなことを見たわ 
母の胸に抱かれた乳飲み子もね その子がはじめて口にした
舌足らずの方言は いまこの耳に心地よく響いている 
胸に苦しみを抱えたヘルツェラウデも 目に入れても痛くないわが子の 
心の傷にしみ入るような歓声に そのときばかりは 楽しそうに笑ったわ

やわらかな苔の褥にそっと寝かせた息子に やさしく頬ずりをして眠らせ 
不安に怯えながらも 母の願いを込めて まどろみを見守る 
朝まだき 吾子の 眠りを覚ますのは 母の涙の熱い露------
あなたの父の愛と死を思って 母は身も世もあらず泣き暮らした
同じ不幸を繰り返すまいと それだけはしっかり胸に刻んで武器を遠ざけ 
男たちの戦いの嵐に巻き込まれぬよう 
あなたをひっそり匿い 守ろうとした・・

ああ それはそれは気を遣い 心を砕いたものよ 
外の世界の消息が届かぬようとねーーー
あなたの耳には 母の嘆きの声が まだ残っていなくって?
遅くなって あなたが遠くから 帰らなかったときの
そうそう あなたを 探しまわって やっとつかまえたときの
あの喜びよう あの笑い声といったら!
それから 母に腕に 狂おしいほど 抱きしめられて
口づけされて 不安に胸が苦しく ならなかった?
でも 母の嘆きや 物狂おしい苦しみの 叫びは
あなたの耳に 届かなかった
もう二度と 家に帰らず
行方知れずになったのだから
昼も夜も 待ち続け
涙も 涸れた母は
悲嘆のあまり 胸の痛みも 尽き果てて
静かな 死を願った 苦しみが 心臓を 突き破り
ヘルツェライデは・・・・死んだのよ

パルジファル
ああ 僕はなんてことをした その時どこにいたんだ?
母さん! いとしい母さん!
自分の 自分の息子が命取りになるなんて
なんという阿呆だ! 腰のすわらぬ 大馬鹿者め!
どこをほっつきまわっていたんだ 母親を忘れて
あなたを あなたを忘れて
懐かしい かけがえのない僕の母さん! 

第3幕
前奏曲は、パルジファルの彷徨・遍歴を示す。第1幕と同じ場所で、隠者となったグルネマンツは倒れているクンドリを見つける。そこに武装した騎士が現れる。騎士はパルジファルだった。いまやアンフォルタスは聖杯の儀式を拒否し、先王ティトゥレルも失意のうちに没し、聖杯の騎士団は崩壊の危機に瀕していた。クンドリが水を汲んできて、パルジファルの足を洗い、グルネマンツがパルジファルの頭に水をかける洗礼の儀式。パルジファルもまたクンドリを浄める。泣くクンドリ。ここから聖金曜日の音楽となる。3人は城に向かう。城では、騎士たちの要請によって、ティトゥレルの葬儀のための儀式が、これを最後に始まろうとしていた。アンフォルタスは苦悩の頂点に達し、「我に死を」と叫ぶ。そのとき、パルジファルが進み出て、聖槍を王の傷口にあてると、たちまち傷が癒えた。パルジファルは新しい王となることを宣言、聖杯を高く掲げる。合唱が「救済者に救済を!」と歌う。聖杯は灼熱の輝きを放ち、丸天井から一羽の白鳩が舞い降りて、パルジファルの頭上で羽ばたく。クンドリは呪いから解放されてその場で息絶える。

作曲の経緯
1845年、13世紀のヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハの叙事詩『パルツィヴァル』や『ティトゥレル』を読む。『ローエングリン』、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の着想を得る。
1857年4月、ワーグナーの自伝『わが生涯』によれば、チューリヒの「隠れ家」において『パルツィヴァル』を読み、聖金曜日(復活祭に先立つ金曜日で、十字架に架けられたイエスを記念する日)の音楽の霊感に満たされ、『パルジファル』全3幕の構想を得たとされている。しかし、これはワーグナーの詩的創作だったと後に自身が認めている。実際には、『ローエングリン』が作曲された1846年から1848年ごろには構想が芽生えていたと考えられる。しかし、実際の着手までには時間がかかり、この後も長い空白が置かれた。
1865年8月27日-30日、ルートヴィヒ2世に求められて第1草稿を書く。草稿は国王に贈呈された。しかし、この後、ワーグナーはバイロイト祝祭歌劇場の建設や『ニーベルングの指環』の上演などに忙殺される。
1877年1月25日-2月28日、第2草稿。
1877年3月14日、パルツィヴァルの表記をバルジファルに直す。
1877年4月19日、台本完成。作曲にかかる。
1882年1月13日、スコア完成。結局、着想から40年近くかかったことになる。また、草稿の台本と総譜にはかなりの差異が認められる。