11日 上野・文化会館 5F2-15 1万8千円
適材適所で非常にバランスが良い、・・楽しいオペラでした。
脇が達者で、演技・動きと、歌唱、オケ、演出がマッチしていた・・
ファルスタッフは過去に小澤・松本で、ムーティ・スカラ日本公演で観てますが・・
主役一人の歌唱力が秀でて、後は??
三幕の場面展開が見事でした
1、2幕は、舞台全体より両側を狭くし、中央から左に上がる階段を設け、階段に沿って樽 樽を積み上げ・・階段を上がると中二階風で・・飲み、狭い空間で進んで行く・・
酒と女・・を暗示?
人生の終焉と長い過去の想い、落ちぶれたファルスタッフの心情を・・狭い空間に押しこんだ事で??・・
三幕の夢の中で、今までの狭い空間から解放され・・
この舞台転換が見事ですね、視覚的にも綺麗な舞台、衣装、照明が綺麗
夢と現実の狭間で酒と女 人生を楽しみ、全て冗談の連続が人生・・
残り少ない・・老いぼれ人生を楽しく・・
合唱、重唱、オケと最高のアンサンブルでした
後、PAを使用していたかな?
バランス良く五階でも良く聴こえ 弦の響き、呼吸感が素晴らしい
終演後、1階右袖へ・・フリットリ・・美人ですね、お子さんも可愛い
ボンファデッリ・・お人形さん?顔が小さい
フィレンツェ歌劇場『ファルスタッフ』
ファルスタッフ:ルッジェーロ・ライモンディ◎◎◎
フォード:マニュエル・ランツァ
フェントン:ダニール・シュトーダ
医師カイウス:カルロ・ボージ
バルドルフォ:ジャンルーカ・フローリス
ピストラ:ルイジ・ローニ
アリーチェ:バルバラ・フリットリ 華◎◎◎
ナンネッタ:ステファニア・ボンファデッリ◎◎
クイックリー夫人:エレナ・ジーリョ◎◎
ページ夫人メグ: ラウラ・ポルヴェレッリ◎◎
指揮 ズービン・メータ◎◎◎
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団◎◎◎・合唱団◎◎◎
バルバラ・フリットリ
―――『ファルスタッフ』のアリーチェ役は、あなたにとってはどんなレパートリーといえますか?
とても好きなものの一つ、そしてやり甲斐のある役ともいえます。『ファルスタッフ』は、技術、歌唱、演技力という3つの面において試される作品です。アリーチェ役は、たとえば『オテロ』のデズデモーナなどをやるのとは違って、ただただ歌うのではなく、演技が上手くなければいけません。そういう点で、やり甲斐のある好きな役ですね。
曲: ジュゼッペ・ヴェルディ
原 作: ウィリアム・シェイクスピア「ウィンザーの陽気な女房たち」「ヘンリー4世」
台 本: アーリゴ・ボーイト
初 演: 1893年・ミラノ・スカラ座