先日16日(水)に河津桜の画像を載せました。
実は、
河津桜には、ひとかたならぬ思いがあります。
わたしは小学生の頃、
両親の不和で母の実家に身を寄せました。
その後、母は病に倒れ亡くなりました。
それから、
母の姉であるおばに育てられました。
そのおばも、もうこの世にはいません。
2003秋、末期の肺がんで亡くなりました。
2003年初め、
わたしはおばの主治医から
おばの余命宣告をされました。
おばには直接伝えませんでしたが
何かを悟ったのでしょう…。
「桜が見たい」と必死に訴えたのでした。
はたして桜の季節まで
おばの命はもつだろうか…。
梅は咲いている…、
しかし桜は…。
わたしは懸命に調べました。
行きついたのが河津桜でした。
おかげで
湯河原で満開の梅、
伊豆で満開の河津桜と菜の花を
見せることができました。
ここまで読まれて何が云いたいの?と
思われた方もおいででしょう。
生きたくても生きられない人がいる
ということを、知っていただきたいのです。
今回の大震災の被災者の方の中には
「生き残ったけど、はたしてよかったのか?」と
報道記者にお話しされた方がおいででした。
声を大きくして云いたいのです。
お願いですから、生きて下さい。
これは、わたしの魂の叫びです。