orityan日記。

ヤプログさんが閉鎖のため
引っ越してきました。
何ということもない徒然ブログです。

やっと、枚岡に出たぞ。

2007-10-05 21:03:55 | インポート
 
 長老は虚勢を張っていた。
 ほんとは、
 恐怖に 心臓がひきつって、
 ついでに顔もひきつっていたのだが・・。

 
 対向車が来た!
 ひぇ~~。
 めいドライバーのお坊ちゃまはバックしようとしたが、
 ム・ムリ!!この傾斜でうねうね具合では、
 こいつの運転ではムリじゃ!!

 後ろに無理やり戻れば、じ・事故・・。
 
 私の頭のまわりに、札束に羽がはえて飛んでいる
 そんな情景が・・。

 はたと気づくと、
 まわりには、人家が・・。
 対向車はこの辺に住んでいる人なのだろう・・
 すいすいとバックして道を空けてくれた。

 ありがとごぜます。ありがとごぜますだ~~。
 (しっかし、よう こんな坂道に住んでますね。)
  

 恐怖の暗峠越えが終わろうとしていた。
 時間にすれば、40分くらいだっただろうか。

 枚岡に出て、
 石切駅近くになって
 おぼっちゃまが
 「はあ~~っ、やっと 普通の道になったなあ~~!!」

 「アホ!! ここで気をぬいたらアカンがな!
  ほっとした時が 一番あぶない!!」

 どこまでも、こどもたちの無事をいのる母なのであった。
 (実は 自分のためなのだが・・。)

 おいし~いご飯を食べた直後は、
 「また、食べに来たいなー。」
 「ほんまやな~!!」
 と、みんな口々に言ってたのだが、

 「この道とおってでも、また食べに行きたい?」
      ぎゃああ~~!!
 「いら~ん。」
 「ぜったい、いや!!」

 やっと、安心。
 おまごはスヤスヤと眠ったままだ・・。
 神様 ありがとう。

 その日、家に帰ってから
 私は、既に社会人であるところの息子に
 おこずかいをあげました。

 (命は無事やったし、
  札束飛んでいかへんかった・・。
  よかたよかた。)と思って・・。
 
 息子は不思議そうな顔をしていましたが、
 「そんなん、いいよ、おかあさん。」
 とは言わず、
 にんまり笑って受けとらはりました。   おしまい。




          明日は、発表会のリハなんだってさ・・。
          嬉しさ200パーセントの おまごです。